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なりたま通信所業務日誌


2010-11-10 [Wed]

H-IIB F2/HTV-2 スケジュール発表

以前から「1 月 20 日」という日付は一部で囁かれていたものの、元情報が NASA からのリークだっただけに「それって日本時間かアメリカ時間か UTC か ?」というのがいまいち不明だったために判断を保留していましたが、結局言われたとおりの日付でした。TF1 のときと同様、正確な打上げ時刻は 2 日前に発表でしょうねぇ。というか、「打上げ予定 2 日前のプレスリリースの有無と内容に注意せよ」は常識です (ぇ

さぁて、飛行機やらレンタカーやら宿やら年休やら、年明け早々の「エクストリーム・ロケット観戦」に向けて当方も抜かりなく準備を進めねば。


2010-11-11 [Thu]

HTV の愛称は「こうのとり」

「こうのとり」か……5 文字というのは妙に長くて収まりが悪い感がそこはかとなくですが、そのうち気にならなくなるんでしょうかねぇ。最初は微妙な感が拭えなかった「みちびき」も、いつの間にか違和感が無くなってしまったことだし。

それはそうと、来年 3 月のダイヤ改正で JR 西日本の特急「北近畿」が「こうのとり」に改称されるというニュースを最近聞いたばかり。以前から、日本の人工衛星・探査機の名前は列車名と被る例が多いことが指摘されていますが、うん、ある意味ブレてないな今回も。


2010-11-12 [Fri]

D90 点検修理完了

9 月の種子島行の際に破損させたリモートコードコネクタの修理を兼ねて、D90 をメーカ点検に出したのが 11 月 3 日のこと。もう 2 年も使ってきたことだし、オーバーホールとまではいかなくともここらで「重要部検査」くらいはしておきたくてねぇ。で、9 日には早くも修理完了の電話を貰ったので、シフト勤務の関係上午前中に仕事の上がった本日、ニコン銀座サービスセンターへ赴いて回収完了。

実のところ、D5000 もあるので写真撮影自体に不自由はしないけど、D5000 だと手に持ったときのグリップ感とかシャッターの感触とかが微妙にチープなもので、結局のところ D90 がメインカメラになってしまうわけです。今となっては D7000 という D90 以上に俺的に「どストライク」なモデルが出ているけど、そうそうホイホイとボディを買い換える資金的余裕も無いし、まだまだ D90 には最前線で戦ってもらわないと。


2010-11-13 [Sat]

今日のうすださん

イカロス君と交信するうすださん 12 月上旬に金星へと到達する「あかつき」と「IKAROS」を応援するべく、11 月のうちに臼田へ行っておきたいと思いながらも、いろいろと予定が入ってしまいタイミングを見極めるのが難しい。で、D90 が思いのほか早く修理完了したこともあって、思い切ってこの週末に突撃することを急遽決定。運用中じゃなかったらどうしよう……との危惧もありましたが、往きの「あさま 503 号」の車内でイカロス君のツイートから運用があることを確認。よーしよし。

佐久平でレンタカーを手配し、現地へ着いてみると、朝早くから運用を始めただけに既に仰角を付けて南寄りの方位角。10 時のオープンと同時に入所、早速撮影開始。着いたときには曇っていたものの、1 時間弱粘るうちに雲がいい感じに切れてきた。快晴とまではいかないものの、再度雲行きが悪くならないうちに青空を背にしたうすださんを存分に激写。ハァハァ

展示室内のビデオを眺めて表へ出ると、再び曇り空。仰角も小さくなって、可視終了も近いかねぇ。というわけで、撤収。

今日の野辺山

NRO メインの目的はもちろん臼田なれど、佐久まで来たからには「パラボラクラスタ」的には野辺山へも行く必要があるというもの。14 時過ぎに着いてみると、おお、45m 鏡が仰角を付けてるよ。やはり運用中の姿はいいねぇ。天候はパッとしないけど。

NRO でも 1 時間程ネバって写真撮影を試みたものの、雲がなかなか切れてくれず、ディッシュの背景が曇り空となって画的にイマイチ。そうこうするうちに 45m 鏡も観測終了したらしく天頂格納状態へ。陽の陰りも早くなったことだし、15 時半過ぎに撤収。


2010-11-16 [Tue]

はやぶさ、ミッション完遂

「そのほぼ全てが地球外物質であり、小惑星イトカワ由来であると判断するに至りました」のくだり、見間違いでないか何度も確認しましたが、どうやら本当らしい。地球帰還しただけでも凄いことなのにフルサクセス達成とは、スゲェよ、ホントにスゲェよ。

文句なしの大ニュースだし、感動していることは確かだけど、この感動を説明しようにも陳腐な言葉しか出てきそうもないので、事実の記録だけに留めておきます。よくやったよ、はやぶさ君 !