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なりたま通信所業務日誌


2009-02-07 [Sat]

山口へ

イベントが無いと途端に日記更新が途絶える悪癖、只今絶賛発動中。つまり、日記が更新されるということは何らかのイベントなりお出掛け行動なりが発生する、ということです。

この週末は、ANA のマイレージ消化のために軽く遠出をば。というわけで、1 年と 4 ヶ月振りに山口へ。本日の ANA691 便はシップチェンジで A320-211 (JA8400)、おかげで機内は結構な混み様。

今日の山口宇部空港

B737-846 (JA316J) 特に遅れもなく山口宇部空港に到着、レンタカーを受け取った後は、いつものように先ずヒコーキ撮り。R/W07 エンド側の岬漁港から海に出る防波堤開口部は封鎖されているものの、空港防音堤傍からフェンス沿いに海に出ることが可能だったので、アプローチ機を海上に伸びる進入灯と絡めた、俺好みの画の出来上がり。

お後は、R/W25 エンド寄りから A320、B737 双方のエアボーンを撮影。E8800 の頃と比べ、動体への AF 追従能力の向上や連写枚数の制約緩和が成ったため、ヒコーキ撮影も便利になりました。もっとも、18-200mm の高倍率ズームレンズを常用する関係上、フェンス越しの撮影が非常に厳しくなってしまったネガティブ面もありますが。

今日の 500 系

左: 9A (W7), 右: 639A (V2) @新山口 ヒコーキ撮りの次は、新山口で新幹線駅撮りを。ちょうど「W 編成通過を待避する V 編成の図」を狙える時間帯でもあるしな。

というわけで、ほぼ狙い通りの画を得られてまずまずおk。もちろんこれも過渡期の光景、今のうちに撮っとけ。

スーパーバード山口ネットワーク管制センター

スーパーバード山口 午後はこれまたお約束の「山口パラボラ巡礼」。スーパーバード山口は、社名が宇宙通信からスカパー JSAT に変わった他は施設名やアンテナに変動は見られず。

ソフトバンクテレコム上山口衛星通信局 (跡)

SBT上山口 消えたパラボラ スーパーバードと異なり、宮野の SBT 上山口局は大きく変化あり。但し、決して嬉しくない方向への変化ですが。

実を言うと、上山口局が昨年で廃局となったとは既に聞いていたものの、建物自体は未だ残っているだけに、ディッシュのみの消えた光景は往時を知る者としてはとてもショックです。

この後は Lascom 山口管制局へ立ち寄り。こちらのパラボラは健在なれど、敷地外からの視認がイマイチなのも相変わらず。

KDDI 山口衛星通信センター

KDDI山口 茨城局が閉局してからの KDDI 山口の動向も気になるところですが、よく見ると、確かにパラボラ増えています。増えたアンテナはほとんどが小型のものですが、今回、第 3 アンテナ (敷地北寄りの 34m) の近くに 1 基増設されているのが確認できました。インマル用 (18m) よりも僅かに小さい程度だったので、直径は 13〜15m といったところか。

なお、一昨年に見たときは東を向いていた第 3 アンテナは、今回は西を向いていました。はて、太平洋衛星の方は向かなくて大丈夫か ?

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ただただし [ソフトバンク前の住宅地は、地価が下がりますね!]

なりた [「パラボラアンテナが林立する同市の魅力の一角が欠けた」(by 山口新聞) わけですからねぇ。]

A [KDDI山口の増えたアンテナは、インマル用と同じ18mですよ〜ん  ]

なりた [現地で見たときには微妙に小さく見えたんですが、遠近法を考慮していなかったようです。目が腐ってるな>ヲレ]


2009-02-08 [Sun]

今日の「はやぶさ・富士」

小野田〜厚狭間 せっかく山口まで来たことだし、来る 3 月 14 日ダイヤ改正で廃止される「はやぶさ」「富士」を山陽方面で撮影しておくのもアリだろう。というわけで、早起きして小野田〜厚狭間の S 字カーブポイントへ。さすがに超有名どころだけに、朝っぱらから人いっぱい居過ぎ。

写真の出来のほうはご覧の通り。ま、悪くはないっすよ。

この後、EF65 1136 (ちなみに国鉄色) 牽引の貨物列車も撮影でき、今回の山口行、撮り鉄としても成果はまずます。

堰堤計画 2009 スタート

厚東川ダム そういや、今年になってから未だダムを見ていないなぁ (先日の種子島で西京ダムを見ているものの、過去に訪問済みなので新ネタに非ず)。というわけで、撮り鉄の後は本年初のダム巡り。山口県は思いのほかダムが多いので、攻略のし甲斐もあります。

飛行機の時間の関係上、今回は宇部周辺を攻める方向で、訪問順に今富、宇部丸山、厚東川、真締川の 4 基を攻略。時間が余ったので、山陽小野田市の秋山、五野之畑の 2 基を追加。山口からスタートした本年のダム巡り、名付けて「堰堤計画 2009」、さて今年は何基のダムを攻略できますやら。

15 時半過ぎに空港帰着、ANA698便、B767-381 (JA8569) にて帰京。


2009-02-11 [Wed]

4 周年

4 年前の今日は、本サイトの開設日でした。4 年経っても全然中身が充実しないのもどうかと思いますが、今後ともご贔屓に。

そういや 39 年前の今日は、東京大学宇宙航空研究所が日本初の人工衛星「おおすみ」の打上げに成功した日でした。来年あたり 40 周年ということで、何かイベントとか無いのでせうか ?


2009-02-14 [Sat]

バレンタインデーといえば

思い出されるのは、何といってもやはりコレ。「写真の格言」と並んで、ある世代には有名なネタですが。

この行事はそもそも昭和 21 年の今日、進駐軍のバレンタイン少佐が子供たちにチョコレートを配ったという故事に由来しているのだ。

この時期、「バレンタイン少佐」で検索してやって来る人をちょくちょく見かけるもので、俺も検索を試してみたりするのですが、なんつーか、コレ本気で信じている人が結構居てそうで……orz

「意外と知られてないが、これは事実なのだ (以下略)*1」という (どう見ても「あ〜る」が元ネタの) ネタ話がまことしやかに流布しているためかと推察しますが、粉砕バットを知らない世代は平気で信じてしまうんでせうかねぇ。まったく、ネタをネタと (ry

*1 こちらに登場する「ヴァレンタイン・D・クラーク少佐」とかいう人、どう見ても「ヴァレンタイン少佐」ではなく「クラーク少佐」です。本当にあ (ry

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

ファンファン少佐 [究極超人は好きな漫画の一つですが,そのネタでバレンタイン少佐を”バテレン”タイン少佐と読んでいたのは内緒です, とこ..]

なりた [>何を粉砕 鳥坂先輩が「流し台」と「護美箱」の粉砕に使用していましたね。 金網を切る、釘を打つと、まさに万能兵器。]

ファンファン少佐 [そういえば,お猫様の家を作っておられましたな.]


2009-02-28 [Sat]

配線略図で広がる鉄の世界

配線略図で広がる鉄の世界―路線を読み解く&作る本(井上 孝司) 電車 (気動車でも可) で先頭車両に乗ると、ついつい運転台直後からの前方風景に目がいってしまうのは誰しも経験のあることかと思いますが、俺の場合、線路配線や線形を観察するのがお気に入り。線路が複雑に分岐・交差する様を眺めるだけでもハァハァ心躍るし、一見使用頻度の低そうな分岐や渡り線の存在にどのような意図があるのかを考察してみるのも楽しいもの。

本書は、実際の線路配線を略図で図示しつつ、様々な配線のメリット・デメリットを解説する、これまであまりお目にかかれなかったジャンルの鉄道書。単なる配線例の紹介でなく、配線が運転に及ぼす影響という視点での解説です。実際の配線を数多くケーススタディとしているだけに、理想論だけでなく現実の制約 (用地とか費用とか) という視点を忘れていないところにも好感が持てます。

著者の井上孝司さんとは少々面識があるのですが、実際の配線を実地で観察し自ら配線略図を描いたうえで考察を加えられているらしい。掲載写真も、約一点を除いて*1自身で撮影されたもの。やはり実地検分は大事ですな。そしてその行動力と観察力と洞察力は大いに見習いたいものです。

列車は線路の上を走る (そして、線路の上しか走れない) ものゆえ、配線の良し悪しは列車運行の利便に直結します。運転やダイヤに関心のある向きならば、配線にも注目すべし。そして常日頃から配線を観察して眼力を養っておきたい。配線観察するうえでの視点をまとめたものとして、本書は (これまで類書がなかったこともありますが) 配線ウォッチャー必携でせう。

*1 よく見てみると分かりますが、その「約一点」は俺が提供したものだったりします。おかげさまで、サイン入りで献本していただくという一素人としては珍しい (俺としてはもちろん初めての) 経験をさせていただきました。真にありがとうございます。