2005-11-03 [Thu]
■ 休日出勤
よりによって、祝日の夜中に作業予定を入れんでも……と、単なる「立ち合い」でかり出される身としては思ってしまいますが、モノがサーバとあっては当方の文句なぞ黙殺だわな。「サーバ管理者候補生」もシンドイぜ。
2005-11-05 [Sat]
■ 突発的乗り鉄
先日の休出は、結局朝までサーバルームに篭った後そのまま普段どおり出勤する羽目に。優しさのない職場だぜ、全く。
で、この週末は、日頃の激務の慰労を兼ねて、近場へちょっとした「乗り鉄」に。ターゲットは、12月改正で消滅する房総の183系特急。外房・内房線からは既に撤退しているので、乗るなら必然的に「しおさい」か「あやめ」となるわけで、車両に乗ること自体が目的なら、運転距離の長い「しおさい」でしょう。
東京駅13:40発の「しおさい7号」は、183・189系混結の8連。中間車はグレードアップ改装済の189系、前後の先頭車は座席以外オリジナルの183系0番代と、随分と落差があります。せっかくなので(?)、オリジナル183系のクハ183-34に乗車。もちろん、乗ってしまえばただの旧国鉄特急型、面白くも何ともありませんが。
沿線には案の定「撮り鉄」が多い多い。やはり国鉄特急色は見てナンボ、撮ってナンボのものだわな。
土曜の中途半端な時間帯のせいもあってか、最終的には2割程度の乗車率で銚子着。慣熟運転で来ていたのか、構内にはE257系の姿も。
■ 銚子電気鉄道
銚子まで来て銚子電鉄を無視しては「鉄」失格。だいぶ日も傾いてきてますが、外川まで往復するくらいは大丈夫でしょう。
銚電は過去に2度ほど乗ったことがあります。全長6.4km、10駅のミニ路線で、その気になれば全駅に乗降することも難しくありませんが、私は未だ実現できておりません。今回も時間の関係上、終点まで往復するのみという面白味の無いパターン。いずれ全駅攻略のために来てやらねば。
さすがに「単振動」では芸が無さ過ぎるので、帰路は観音で下車、駅売りのたい焼きを頬張りつつ銚子駅まで歩いて戻ります。駅名といい売ってるモノといい、何とも「うぐぅ」ですなぁ。もちろん、食い逃げはしちゃいけません。
成田線で佐原まで移動して投宿。ここまで来りゃ、明日の行動が読めてしまいそうですが。なにやら明日の天候がちと不穏なのが気掛かり。
2005-11-06 [Sun]
■ 今日の北浦橋梁
昨日「撮り鉄が多い多い」と言っておきながら、今日は俺が「撮り鉄」する番。183系の走る路線の撮影ポイントとして思い当たるのは、やはり鹿島線の北浦橋梁(延方〜鹿島神宮間)でしょう。撮影可能時間帯を走る列車は、鹿島神宮8:17発の5524M(佐原から特急「あやめ4号」となる)が該当しますが、折り返し5524Mとなる前の525Mも183系を使用しているであろうと予想して、それに間に合うよう523Mで佐原を発ちます。と言うか、佐原駅3番線には既に183系6連が「あやめ」のヘッドサインと「鹿島神宮」の行先表示を出して停車していたので、これで確信。
延方駅から徒歩15分程で北浦橋梁の傍へ到着。意外や意外、釣り人は居れども「鉄」の姿は見えず。525Mで試し撮りし、構図を調整しつつ5524Mを待ちます。
8時を回った頃から続々と「鉄」到来。皆さん5524Mで一発勝負ですか、漢らしいですなぁ。と言うか、もしかして525Mの存在に気付かなかったのか? だとすれば、お前ら洞察力無さ過ぎ。
当方は、525Mでのリハーサルの甲斐もあり、本番の5524Mではほぼ満足のいく構図で捕らえることができました。空模様がパッとしていないのが惜しいですが、こればかりはout of controlだからねぇ。
■ 今日の北浦湖畔
北浦橋梁から延方駅へ戻っても下り列車には間に合いそうになく、次の列車までは待ち時間が長過ぎるので、鹿島神宮駅まで歩いて連絡。40分程で到着、9:08発の大洗鹿島線水戸行に間に合いました。効率が良いぜ。
新ネタというわけではありませんが、大洗鹿島線絡みで気になる案件がひとつ。Wikipediaの北浦湖畔駅の項に「情報収集衛星地上局のレドームが見える」と追記したはいいものの、果たして本当に駅から見えたものかちと不安になってたもので(←細かい!)、この機に現地調査をば。
結論から言いますと、間違いなく駅ホーム上からもレドームを確認できました。以上!……ではさすがに内容薄過ぎなので、駅周辺を散策してみるも、ホント北浦の他には目立った見所に欠けるので、話題の膨らませようがありませぬ。天候がアレなせいで写真写りもイマイチだし、早めに撤退。
2005-11-09 [Wed]
■ 成田国際空港
3日連チャンで成田空港へ出張という怪記録達成。連日朝早く夜遅いので死ぬほど眠いは、立て替え払いの交通費は吹っ飛ぶは、ホント優しさの無い職場だぜ。
3日目にしてようやく日記更新の余裕も生まれたりしているわけですが、中途半端に待ち時間が生まれるくらいなら早よ帰らせい。この後も18時頃までタップリ拘束されるからなぁ。
2005-11-12 [Sat]
■ 「はやぶさ」イトカワヘ降下
本日は、小惑星探査機「はやぶさ」のイトカワへの降下リハーサル再試験が行われます。本来ならば4日に実施のリハーサルを受けて第1回目の着陸とサンプル回収という一大イベントが今日行われる予定だったのですが、今回の再試験でもミネルヴァ放出というイベントがあるので、今日に合わせた当方の企みも無駄にはなるまい。
と言うわけで、新幹線でやってまいりました、佐久平。今回手配したレンタカーは、いつものVitzではなくプリウス。始動やらシフトやら、随分と勝手が違って戸惑うぜ。シガーライターが付いてなく、持参のFMトランスミッターが使えないのは参った。さすがエコカー、毒電波の送信はさせないつもりやね(違)。
■ NHK八千穂外国放送受信所
目的地へ行く前にちょいと寄り道。佐久穂町(旧・八千穂村)にあるNHKの外国放送受信所。ラジオジャパンの送信所は見たことがあるので、今度は受信所だ。
佐久平を見下ろす形でアンテナが立っているので、旨いアングルを探せば画になりそうですが、道路側からでは木立に邪魔されていまいち写真に収めにくい。周囲が別荘地なもので、アンテナへの接近もままなりません。受信所の建物へ近付けば犬に吠えられるはで、ネタ的にはあまり大きな収穫は無し。
■ 臼田宇宙空間観測所
目下「はやぶさ」を追跡中の臼田64mパラボラ。イトカワへの降下は臼田局の可視時間内に行われる予定なので、運が良ければアンテナの動くところが見られるかもと思いやって来た次第。アンテナの先3億kmの彼方で「はやぶさ」がまさに今イトカワヘ降下しているわけです、なんとも「燃える」話ではありませんか。
佐久平は晴れていたものの、山側は厚い雲が低く垂れ込め、アンテナもやや霞み気味。こんな天気の所為か、12時過ぎに着いたときには他に誰もいませんでした。ディッシュは南西の空に向いて傾いており、お陰で初めて64mの鏡面を見ることができました。
風が強いことが幸いし、13時過ぎには雲が切れ青空が見え始める。強風のなか震えながら待ってた甲斐があったぜ。ネタ野郎的には、イトカワヘ再接近&ミネルヴァ放出の15時頃までネバって見届けるべきかもしれませんが、他に見学者も居ないなかで一人だけでネバってちゃ不審がられるだろうよ。寒いし、64mのディッシュ面を確認するという最低限の目的は達成できたので、ひとまず14時前に撤退。クルマもあることだし、ドライブでもするか。って、どこに行くのかバレバレのような気もしますが。
■ 野辺山宇宙電波観測所
やっぱり来ちまいました、野辺山。今年これで4度目なんですけど。
45mもミリ波干渉計も全て真上向きで、画的にはイマイチ。せっかく晴れたというのに。と言うわけで、特筆すべきは特に無し。
2005-11-14 [Mon]
■ 「しらせ」出航
今日は浜松町で仕事なので、昼休みに竹芝桟橋へ出向いて、南極へ旅立つ「しらせ」を見送ってやろうと思ってましたが、着いたときには既にレインボーブリッジの向こうに行ってしまってました。残念。と言うわけで、写真もありません。
2005-11-20 [Sun]
■ 「はやぶさ」第1回着陸ならず(?)
ISAS/JAXAの中の人たちが奮闘している間、俺は14時頃までひたすら熟睡しておりました。と言うわけで、経過は後から松浦晋也のL/Dで確認。
結局のところ、タッチダウンに成功したかどうかは微妙なところで、データの解析待ちといったところ。失敗した可能性が高いような感じですが、一縷の望みを託して、詳細な解析結果が得られるのを待つことにしよう。少なくともターゲットマーカーはイトカワ地表に達したらしい。「地球外の天体へ人工物体を到達させることに成功」は、旧ソ連・アメリカの他には日本しか成し遂げていない快挙には違いありません(日本としては1993年の「ひてん」以来二度目)。ミネルヴァの無念も少しは晴らせたかな。
おぉ、たださんも臼田へ行かれましたか。パラボラ好き者として正しいあり方です。俺が先週行った時も「応援」という表現はしなかったものの、気持ちは一緒。35年前、内之浦の人々が人工衛星打ち上げ成功を祈願して数多く神社に訪れたという話を思い出しました。暇と行動力のある御仁は、今からでも遅くないので臼田へ行ってみるとよろしい(と煽ってみる)。
次の(そしてラストの)挑戦は、実施されるならば25日(金)。三度目の正直成る事を願います。
2005-11-23 [Wed]
■ 今日は臼田か高萩か
昨日あたり、松浦さんトコからたださんトコ経由でウチへもそこそこトラフィックが流入したようで。まいどおおきに。
何やら今日あたり、臼田を訪問する人が少しは増えそうな感じ。俺はさすがに(主に経済的な)行動力の方が只今品切れ中なので行けませんが、出掛けられた方(特に、初訪問の方)のレポートを期待したいところ。
パラボラと言えば、42年前の今日(以下略)。と言うわけで、高萩のKDDI茨城衛星通信センターへ行くというのもアリかも。これまた俺は行けませんが、去年録画してDVDに保存してあるプロジェクトXでも見るとしようか。
2005-11-26 [Sat]
■ 「はやぶさ」は舞い降りた
ベタな見出しでスマン。元ネタはもちろんThe Eagle has landedね。
第1回のときも実は着陸していたことが後に判明しているので、初着陸というわけではありませんが、サンプル採取シーケンスを無事完遂、機体も正常ということで、「初成功」と呼ぶことに吝かではなかろう。おめでとう!
何やら、プロマネの川口教授が「もう一回やるか」と言ったとかですが……ヘタレな俺としては「もういい、無事に帰って来てくれ」が正直な感想。ISAS/JAXAの中の人たち、頑張り過ぎです。もちろんその「頑張り過ぎ」が今回の成功に繋がったわけではありますが、皆様くれぐれもご自愛を。
2005-11-29 [Tue]
■ 「はやぶさ」の第2回着陸飛行後の探査機の状況について
微妙に変な日本語ですが、JAXAプレスリリース文のまま。記者会見の模様はおなじみ松浦さんトコで。
スラスターA/B両系統のトラブル、しかもA系の異常は謎とあっては、ISAS/JAXAの皆様もこれまで以上の激務に襲われそうな予感。極限まで頑張っておられる皆様に対して、更に「頑張れ」などと安易に言うべきではないかもしれませんが、奇跡は起こすものでもあります。探査機自体と関係者皆様の健闘を祈るとともに、くれぐれもご自愛のほどを。
そんなわけで、市井の者どもとしては、まだまだ「臼田詣で」の必要がありそうですな。まだ行ってない人は、この機に64mアンテナとともに「はやぶさ」を応援するのだ!
(追記) そんなこんなで、トップページをちょいと応援モードにしてみました。
● ただただし [あー! やっぱり行ったんだ! おれも行こうかなー、って思ったんだけど、予定があって(泣)]