トップ 最新 追記

なりたま通信所業務日誌


2010-05-02 [Sun]

群馬へ

GW 中は特に遠出するつもりは無いものの、ひたすら自宅警備というのもアンマリなので、1 日くらい日帰りでお出掛けでもしておこうかと。思うところあって、行き先は群馬。東武特急「りょうもう 3 号」で赤城、早川ダムへ立ち寄りつつ大間々まで徒歩移動し、わたらせ渓谷鉄道に乗車。となれば、目的地は当然 (ry

NTT ドコモ小夜戸衛星通信所

ドコモ小夜戸 11m×3 約半年ぶりの小夜戸は、予想通り揚枝方同様 3 基体制へ。開局当初から数えて 6 パターン目となりますが、毎度のことながらよく毎回記録してるよなぁ俺。小夜戸マニアを自称するだけのことはあるぜ (ぇ

小一時間の滞在で事は足りたので、桐生へ逆戻り。あー腹減った。

ソースカツ丼@志多美屋

ソースカツ丼(6個入)@志多美屋 桐生といえば、闇の陰謀団認定メニュー「ソースカツ丼」でお馴染み。というわけで、「志多美屋」へ。有名どころだけあって、1 時間近く待つ羽目になりましたが。

カツは「4 個」「6 個」「ロース」が選択可能 (ということは、基本はヒレカツか)、かなり空腹が進んでいたので当然のごとく 6 個入りをチョイス。桐生のソースカツ丼の流儀通りキャベツを敷かない代わりに、ここではサラダが別皿で添えられます。ちなみに、個人的には「ソースカツ丼にキャベツを敷くのは是か否か」などという宗教論争には全く興味ありません。俺的には、どちらもアリ。

なにはともあれ、待たされただけのことはあってサクサクアツアツのカツを 6 個分、存分に味わう。ごちそうさまでした !

上毛電気鉄道&上信電鉄

下仁田駅 昼食に時間を取られたために後の予定が押し気味となってしまいましたが、群馬のローカル私鉄、上毛電気鉄道と上信電鉄にも久々に乗っておこうかと。

わ鉄もそうだけど、上毛は電子閉塞を使用している関係上、運転台にトークン送信機が置かれているのな。交換駅毎にこれを操作して出発信号を青に変えるわけですが、受信状態が悪いのかどの駅でも 2〜3 回操作を繰り返していたり。大丈夫かオイ。

上信は、「昭和」の雰囲気漂う各駅の姿が何とも。終着・下仁田にいたっては、出口と入口が別改札という、いったい何時の時代のターミナル駅かと (ry

高崎へ戻ったときにはすっかり陽も落ち、高崎線経由で帰路に。夕食には登利平の唐揚弁当を……と考えていたのですが、残念ながら品切れ。ぐよぐよぐよ〜 (泣


2010-05-09 [Sun]

「はやぶさ」満 7 歳

2003 年 5 月 9 日、工学試験探査機 MUSES-C を搭載した M-V ロケット 5 号機の打上げに成功、軌道投入された MUSES-C は「はやぶさ」と命名された。

というわけで、「はやぶさ」も満 7 歳*1の誕生日を迎えました。地球帰還まであと 35 日。現在はかに座の方向、俺が先日臼田に行ったときよりも可視の開始は遅くなっています。見学時間内に交信する姿はいずれ見られなくなるので、「うすださん詣で」をなされる方はお早めに。

*1 満年齢の計算上は「満 7 歳」となったのは昨日だ、というツッコミは無しの方向で。


2010-05-11 [Tue]

東北新幹線「はやぶさ」登場

というわけで、E5 系の新列車名は「はやぶさ」に決定。なにやら九州ブルートレインのイメージが強く違和感がある、という意見も少なからずあるようですが、俺はそれほど気になりません。かつて存在した列車のイメージ云々をいうならば、「ひかり」や「つばめ」にも文句を付けんとあきまへんがな。

公募トップの「はつかり」を差し置いて第 7 位の「はやぶさ」が採用された理由は「スピード感があり親しみやすい」ということだそうですが、まさか JR 東の中に宇宙開発ヲタがいた、なんつーオチじゃあるまいな。


2010-05-12 [Wed]

H-IIA F17 まであと 6 日

去る 9 日にフェアリングの搭載も完了、準備は極めて順調のご様子。

気になるのは、例によって天候のほう。打上げ予定日の 18 日の天候は昨日から週間予報に入っているのですが、昨日の時点でも結構微妙だったのが、今日発表の予報では更に悪化しとるがな。こりゃ延期も覚悟しとかにゃいかんかのぉ。というか、それ以前に無事に島に渡れるかどうかを心配せにゃいかんかも。


2010-05-15 [Sat]

JAXA 地球観測センター一般公開

EOC 11.5m 本日は、埼玉は鳩山の JAXA 地球観測センター (EOC) へ。俺としては今回で 6 回目。

施設自体は、例によって屋内外とも変容無し。このところ、公開時間内に「だいち」が可視となる場合には EOC で直接受信したクイックルック画像を生で上映するのが恒例となっていますが、それならアンテナが動くはずと屋外に出る物好き、約 1 名。今回は、訪問直後の 1000 頃と、昼飯食った後の 1240 頃 (こちらはおそらく「いぶき」の可視) の 2 回も「動くパラボラ」を拝むことに成功。

職員講演を拝聴し、1330 頃に撤収。早めに帰宅して、明日からの予定の準備をせにゃ。


2010-05-16 [Sun]

出発

さて、H-IIA F17 観戦に向けて、本年初の種子島行に出発するとしませう。本日始発より高架化成った京急蒲田の配線とか眺めつつ羽田空港へ、JAL 1863 便、B777-289 (JA007D) に搭乗して、まずは鹿児島空港までひとっ飛び。4 月ダイヤより、鹿児島で時間的余裕を持って JAL グループ同士の乗り継ぎが出来るようになったので、羽田から種子島まで大きな荷物は預けっぱなしにできてだいぶ楽になりました。

到着時の鹿児島空港の天候は曇り。なにやら与論島方面は現地天候急変で出発判断待ちがかかったりしてますが、とりあえず当方が種子島へ渡るまでは天候持ってくれますように。

種子島上陸

SAAB 340B (JA002C) 4 月ダイヤより鹿児島〜種子島間は 4 往復に増便されたものの、日中の 2 往復は SAAB 340B へダウンサイジングしたということもあって、本日の JAC 3765 便は見事に満席。SAAB で島上陸もお初なら、新空港になってから R/W13 での着陸を経験するのもお初。

というわけで、半年振りの種子島です。来るまでの心配はどこへやら、いい天気です。いつものレンタカー店からクルマを受け取り、南種子を目指す。いつもなら中種子から r75 を南下するのですが、今回は R58 を走り、2 月に開通した上中バイパスを経由して TNSC 入り。

今日の TNSC

TNSC竹崎射点 TR-1Aランチャー ひとまず宇宙科学技術館へ入ってみると、もしかしたらと密かに期待していた「あかつき」ピンバッヂのゲットに成功。幸先が良いぜ。

1350 頃に「機体アーミング作業終了」の場内アナウンスが流れるなど、打上げ直前ムード漂う TNSC、1530 の施設案内ツアーまで、センター内をクルマを転がしつつ見て回る。竹崎射点では、TR-1A ランチャーが新たに公開されています。解説板はまだ準備中ですが。施設案内ツアーは、例によって RCC を省略したパターン。

それにしても、このところ種子島上陸初日はやたらと天気が良い。本日も、暑いくらいに良い天気。そして打上げ日にかけて下り坂となっていくんだよなぁ。

今日の南種子

大崎道路通行止のお知らせ TNSC 見学後は、これまたいつものように Y-0 の規制開始時刻の確認。大塚実さんの tweetで事前に知っていたけど、今回、機体移動開始が 17 日 600 頃と、通常よりも随分と早い。一方、規制開始は通常通り 9 時間半前の 2114。ということは、明日の日中は射点上の機体を存分に見られるということだな。

本日は南種子にて投宿。機体移動を見に行くためにも、早めに休むとしよう。


2010-05-17 [Mon]

機体移動

H-IIA F17(竹崎射点より遠望) 0430 に起床。機体移動作業への GO が出ているのを確認して、TNSC へ。0500 頃に竹崎へ来てみると、VAB 前面扉は既に開放済み。

俺の場合、H-IIB TF1 のときから機体移動は竹崎から見るようにしています。最近、ロケットの丘展望所は機体移動時には大人気だからねぇ。今回は早朝ゆえに見学者も少ないとは思うけど。一方、竹崎はやはり人気薄。先客 1 名と俺の 2 名のみ。風が強くて超望遠撮影は厳しいぜ。

機体移動は定刻 0600 開始。竹崎から見て手前寄りの VAB1 からロールアウトした機体は真っ直ぐ LP1 へ向かい、動きが止まったのが 0620 頃、0625 頃に「機体移動終了」が告げられる。

一旦宿に戻り、写真のアップと朝食を。宿が南種子で本当に良かった。

今日の南種子

上里より射点方向を遠望 H-IIB TF1 のときと同様、機体が射点上にある状態で TNSC 内の立入規制がかかっていないので、ロケットの丘展望所や大崎射点傍など、画になるアングルや可能な限り接近できる距離からの機体撮影へと励みます。ちなみに、大崎射点の傍から海岸に出ることができるのですが、さすがに機体が射点上とあって警備員が仁王立ち、「海岸から見上げた17号機の画」は残念ながら得られず。

その後、上里→長谷→(元) えびの湯の順で見学場所の下見を。結局、いつものように (元) えびの湯を第 1 候補とし、三脚を置いて撮影場所を確保。それでもまだまだ時間が余っているうえ、晴れ間が出てきたために TNSC へ戻り再度の写真撮影を。いい感じに食事時になったので、職員食堂に潜り込む。

午後は、宝満神社で打上げ成功祈願、河内温泉センターで時間潰しの後、食糧調達を済ませて再びえびの湯へ。

今日のえびの湯

日没後の吉信LP1 えびの湯では、日没まで光線状態の変わるなかでの機体撮影を。もっとも、本日は朝から風が強くて、超望遠撮影でブレまくりなのでスローシャッターがほとんど使えない。風が弱まるタイミングを見計らいながら、1930 頃までネバって何とかブレの気にならない程度の画を確保し、速攻でクルマに退避。長時間潮風に晒されて、温泉入った意味がないぢゃないか。

さすがに、外灯の無いえびの湯で日没後にクルマを動かそうとは思わないので、このまま車中で仮眠しつつ明朝まで待機です。

MHI のカウントダウンレポートによると、燃料充填の GO 判断が下され、ターミナルカウントダウン作業に入った模様。天候のほうは、曇り時々雨。画的には微妙ながら、打上げに支障は無さげ。願わくば、雲が少なめでありますように。そして風が強くなり過ぎませんように。


2010-05-18 [Tue]

今朝のえびの湯

夜明け時の吉信LP1 おはようございます。仮眠の後、0430 頃より撮影準備に入りました。現在、現地の天候は曇り、時折小雨がパラついています。昨日同様、風強し。

X マイナス 60

GO 判断が下りました。

延期 !?

延期決定時の吉信LP1 いやまさか、5 分前で延期を食らうとは思わなんだ。理由は天候不良。確かに、60 分前から雨が強くなってたけど。もしかして、F12 の時以来の特殊能力発動か ?

今後の予定とか時間潰しとか

F12 の時以来の「燃料充填後の延期」なわけですが、再設定打上げ予定日は前回と異なり現在は最短で 3 日後、つまり 21 日。当方の当初予定では滞在は 20 日までですが、今週は丸々年休を確保してあるので滞在延長自体は 23 日まで可能。天気予報を見る限り、22 日よりも 21 日のほうが天候良さげなので、21 日に再設定される可能性が高そうと判断。やはり打上げ当日は現地泊としたいので、22 日まで滞在としてレンタカーを延長、22 日最終の飛行機をひとまず予約。

滞在延長を決定したからには、今日明日の時間潰しを考えねば。ひとまず、早朝から潮風と雨に晒されたこともあり、温泉へ。今日は河内温泉が定休なので大和温泉です。

昼食を調達して宇宙ヶ丘公園で食べていると、射点上にはまだ機体の姿が。燃料の抜き取りが終わったらセンター内の規制も解除されるだろうから、後で行ってみよう。そういえば、昼になっても打上げ実施の告知板の打上げ予定日が未だ 18 日のままだ。予定日が未定の場合はとっとと空欄にされるはずだから、おそらくは今日中に再設定のうえ発表されるんじゃないかと予想。

機体移動 (戻し)

17号機 機体移動(戻し)中 13 時過ぎにロケットの丘展望所に行ってみると、ちょうどドーリーが射点へ移動中。となれば、程無く機体の VAB への戻しが始まるだろう、ということで暫し待機。実際には 2 時間待って 1530 からの移動開始となりましたが。機体の戻しを見るのは F11 以来だな。ちなみに、VAB から射点へ移動するのも射点から VAB へ戻すのも、作業名称はどちらも「機体移動」。さすがに戻し作業まで見に来る物好きはゼロではないもののごく少数。

機体移動の最中に、JAXA の施設案内ツアーバスが到着、ちょっとした賑わいに。本来、打上げ予定日である今日は宇宙科学技術館もツアーもお休みのはずですが、午後から臨時オープンした模様。ツアーも当日募集のみのはずですが、それにしちゃ随分乗っていたなぁ。まぁ、珍しい光景が見られていい記念になったんじゃないでしょうか。

機体移動を見終わったら、空港に立ち寄って航空機の飛来状況を確認 (再設定打上げ予定日まで間があるためか、駐機中の機体は無しでしたが) した後、今日明日の宿を確保してある西之表へ。今日のところは宿でおとなしく休むとしましょう。

H-IIA F17 再スケジュール

ロケットの丘展望所で機体移動を待っている間にチェックしたのですが、当方の読み通り、21 日に再設定。機体移動の開始が何時になるのか気になりますが、いずれにせよ Y-0 の始まる 20 日までは観光 & 休息決定。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]

ただただし [お疲れさまです。風邪ひかないでね!]

なりたまさひろ [あのあと温泉で温まったことと、睡眠も十分とったことでリフレッシュ完了。明日からの後半戦に臨みます。]


2010-05-19 [Wed]

今日の種子島

MTCS 10m 完全にフリーな本日、何とか時間を潰さないといけませんが、疲れてしまっては本末転倒、あまり無理せず早めに宿に戻る方向で。

で、やることといえば相変わらず島内ドライブ、西京ダムから喜志鹿崎、天女ヶ倉、そして東海岸沿いに南下して増田宇宙通信所 (MTCS) へ。MTCS も以前と比べてパラボラが減ってしまって寂しい限り。その代わり、HTV チェックアウト用アンテナ (小さいけど) が新設されているなど、新たな発見も無いではなし。

勢いついでに南種子まで南下し、さて昼飯はどうしようかと思ううち、TNSC 竹崎食堂 (職員食堂) のオープン時間に間に合いそうだったので、4 日連続で TNSC へ。さすがに時間が遅かっただけに日替わりの A 定食は終了、ベタな選択ですがカツカレーで。それにしても、明らかに関係者でない一般客が結構いるなぁ。いつのまにポピュラーになったんだ、竹崎食堂。そんな一般客から記念写真のシャッター役を頼まれる俺。一体どんなフラグだ ?

その後、門倉岬、島間港と巡って西之表へ帰投。結局今回も島縦断かよ。ちなみに、R58 北上中に土砂降りに見舞われる。ホント、天候急変し過ぎ。

夜は、明日からの「後半戦」に向けての景気付けに、昨年 9 月の H-IIB TF1 のとき以来馴染みとなった「魚匠 一条」へご挨拶を兼ねて繰り出す。飲み過ぎても明日以降に差し障るので早めに切り上げましたが、21 日に無事打ち上がったら、改めて成功祝いにお邪魔させていただきます。

明日からの Y-0 はどうなる ?

本日実施の Y-1 ブリーフィングによると、仕切り直しの Y-0 となる明日の機体移動は 1300 開始とのこと。早朝でも夕方でも無いので、前後に時間的余裕があって俺としては大助かり。もっとも、気象情報では明日午前中まで雷発生の可能性が高く、これが長引いた場合、機体移動が行えず 21 日打上げが出来なくなる可能性もあり、予断を許しません。


2010-05-20 [Thu]

Y-0 開始なるか

おはようございます。種子島滞在 5 日目。西之表では雨は止んでいるものの、南種子はどうかな。21 日打上げが可能となるかどうかは、機体移動の GO/NOGO 判断にかかっています。昼頃までが勝負どころ。

それでは、そろそろ出発するとしませう。

今日の種子島空港

霧で見えない種子島空港ターミナルビル 南種子への移動途中、空港へ立ち寄ってみると、物凄い濃霧。駐車場からターミナルビルが見えないほど。はたして鹿児島からの第一便、3761 便は無事到着するのか見守っていると、案の定着陸復行、しばらく上空待機していたものの、結局鹿児島へ引き返すことに。今日の機体移動に間に合わせるべく朝一の島上陸を目指していた人涙目。

機体移動

VABから姿を現した17号機 TNSC に着いた後、カウントダウンレポートをチェックしてみると、機体移動は GO となった模様。まだ油断はできないものの、21 日打上げに向けて最初の関門はクリア。

適当に時間を潰し、初回時と同様竹崎射点に三脚を据えて機体移動開始を待つ。1150、VAB 前扉開放開始。暫くすると、JAXA TV が撮影にやって来ました。

1300、予定通り機体移動開始。本日、雨上がりで湿度が高い所為か、射点方向は霞んで写真写りがイマイチなのが惜しい。1320 頃 ML の移動が止まり、1323 頃に機体移動終了が告げられる。

この後、毎度ながら第 4 光学付近と大崎射点付近からの機体撮影をこなし、宝満神社で再度の打上げ成功祈願、河内温泉で軽く汗を洗い流し、食糧調達のうえ (元) えびの湯へ。

今日のえびの湯

日没後の吉信射点遠望 さすがに諦めて帰投した向きが少なくないためか、前回と同じ時間帯でも場所取りの三脚の数はだいぶ少ないえびの湯。夕方になって霞みが消えたことと、風がほとんど無いので望遠撮影がやり易くて助かる。日没までネバってライトアップされた射点の画を収め、クルマに戻って夕食と情報収集を。

どうやら燃料充填への GO が下った模様。これ以降に延期が決定された場合、最短で 24 日となることが確定。

明日も夜明け前から撮影準備にかかるので、早めに仮眠を。

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

chuta_u [マイミクも気まぐれ?で東京から参戦しているようです。(自家用車1200キロの旅)打ち上げられることを祈ってます。 私..]


2010-05-21 [Fri]

X マイナス 60

最終カウントダウンに GO が出た ! 雲はあるけど上空は晴れているので問題なし。

H-IIA F17 リフトオフ !

H-IIA F17 06:58:22、定刻通り (当たり前だけど) リフトオフ ! 今回は雲が高く、2 分近く軌跡を追うことができました。久々に良いコンディションでの打上げです。今だから思うけど、18 日に打ち上がらなくてよかった。

ちなみに、今回のサブペイロードのひとつ UNITEC-1 のチーム (大阪府立大学) が俺の近くで見学していましたが、やはりかなり感動されていたご様子。運用はこれからが本番、健闘を祈ります。

成功 !!

PC を持ち込んでいた方に JAXA ライブ中継を見させてもらっていると、あかつき分離、IKAROS 分離、そして最後の UNITEC-1 分離信号発出まで確認できた模様。これで H-IIA F17 としては成功確定。あかつき、IKAROS、そして UNITEC-1 はじめサブペイロードの今後のミッションの成功を祈ります。

今日の種子島

祝 打ち上げ成功 規制解除後の TNSC 内で、打上げ直後の LP1 の様子を確認。見る限り、ML へのダメージはほとんど無し。

上中へ移動してみると、横断幕は「打上げ成功おめでとう」に変わっていたものの、幟の取替えはまだだったので、河内温泉で時間を潰し、昼前に再度撮影。

で、昼飯を食いに再度 TNSC へ (ぇ)。打上げ成功したからといって特別メニューが出るでもないですが。

午後は、空港に立ち寄って航空機の飛来状況を確認し、西之表に帰投。早めに宿に入って写真と動画を整理し、夜は一条さんにお邪魔して祝杯。打上げ成功時の行動としては完璧やね。

H-IIA F17 打上げ動画

今回の打上げ動画を YouTube にアップしました。固定アングルなので程無くフレームアウトしますが、雰囲気の一片でも感じていただければ。

ちなみに、録音されている歓声は UNITEC-1 チームの皆様です。


2010-05-22 [Sat]

今日の TNSC

大崎海岸より吉信射点へ接近 本日は種子島を離れるばかりですが、延期が 22 日までずれ込むことを想定して最終の飛行機を押さえていたため、まる一日時間を潰す必要が。で、行く先といえば飽きもせず TNSC となるわけですが。午前中は南種子は雨模様だったものの、昼頃から天候も回復。

1330 からの施設案内ツアーに参加してみるも、本日も RCC はオミットのまま。次回打上げとなる QZSS の解説が妙に多かったなぁ。

ツアー終了後、大崎海岸へ出向き砂浜沿いに吉信射点への接近を試みます。さすがに打上げ翌日ともなれば警備員が居るでもなく無問題。おおお、PST の裏側から射点を見上げるなんて、このアングルかなりヤバイ。自分でやっといて何ですが、ここまで接近する行為が広く喧伝されると後々問題となる恐れもあるので、自重したほうが良いかも。

島離脱

早めに空港に戻ってみると、昼までの 2 便は霧のために欠航したようで、最終の 3774 便も天候調査がかかる。まったく、最後の最後まで俺を無事に帰らせないつもりですか。結局は鹿児島からの 3775 便は問題なく到着し、事なきを得ましたが。

JN3774 便、DHC-8-Q402 (JA846C) で島を離脱。鹿児島からは JL1848 便、A300B4-622R (JA8566) に乗り継いで羽田へ。羽田の混雑のために出発が遅れた他は特に問題も無く、日付の変わる前に無事帰宅。これまでに無く波乱に富んだ「エクストリーム・ロケット観戦」これにてコンプリート。次回はどうなる ? (←行く気だけは満々)