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なりたま通信所業務日誌


2008-06-01 [Sun]

STS-124ミッション始動

星出彰彦宇宙飛行士の搭乗するスペースシャトル「Discovery」(STS-124)の打上げは無事成功、まずはめでたい。

正直、ISS自体に未来が無いうえに、日本の宇宙政策に「きぼう」に関する強力かつ具体的なビジョンが見えてこない(運用費はどーするつもりだ?)こともあり、手放しで喜ぶ気にはなかなかなれないのですが、だからといって「いっそのこと失敗しろ」などと言うつもりは毛頭ありません。ミッションの無事完遂されることを願います。

それでは、天気も良いことだし、これからちょいと横須賀まで出掛けるとしますか。

砕氷艦「しらせ」最後の一般公開

砕氷艦しらせ(AGB5002)@横須賀 昨日および本日は、先日南極より帰投した「しらせ」の、現役艦としては最後の一般公開が横須賀地方総監部で開催です。と同時に、日頃よくサイトブログにアクセスさせて頂いている井上孝司さん主催のOFF会が開催されると聞き、お世辞にも人付き合いの良いとは言えない俺にしては珍しく参加してまいりました。総勢9名の「よく訓練された軍ヲタ集団」です(ぉ

艦内部の公開範囲はこれまでと大差無いものの、艦橋上デッキにまで上ることができインマルサット用アンテナまで間近に接近できるは、艦首のハッチが開放され貨物室を覗けるは、更には艦尾に隠されていた(?)ラジオゾンデ放球まっしーんまで姿を現すはと、最後の最後で面白いモノが見られ十分に満足。あと「タイガーカットハウスしらせ」はやはりお約束ですね。

午前中の早い時間に突撃しただけに、11時過ぎには一通り見学完了。「壁サークル」状態と化した乗艦待ち行列を尻目に撤収、もうひとつの目的に向かいます。

横須賀海軍カレー

横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲 大盛り 時間帯はちょうどお昼時。横須賀の食といえば海軍カレー、OFF会第2弾は「横須賀海軍チキンカツビッグカレー砲」に挑戦です。さすがに一人でチャレンジする勇気はないので、この機会に。

しかし驚いたのは、ボリュームよりもその登場時。軍艦マーチに乗せて登場なんて聞いてねーよ! こりゃ完全に奇襲ですた。店内全体から注目を浴びる羽目になるので、挑戦される向きは肉体(胃袋)的にも精神的にも覚悟した方がよろしいようで。

あ、お味の方は文句無く美味しかったですよ(←取って付けたように言うな)。

いやま、たまにはOFF会もよろしいですな。また機会があればご一緒させて下さい>all


2008-06-07 [Sat]

ロケットまつりin阿佐ヶ谷

いつもの歌舞伎町地下から離れ、阿佐ヶ谷ロフトAでのロケットまつり。トーク中でも触れられていましたが、ペンシルはじめ東大糸川研のロケット開発を支えたのは荻窪の富士精密、そしてペンシルの水平発射実験が最初に行われたのは国分寺。日本のロケット開発は中央線沿線から始まったと言っても過言ではありません。もっとも、水平発射実験で基礎データ収集を主に行ったのは生研実験場のあった千葉、飛翔実験を行ったのは秋田の道川海岸、というわけで「ロケット発祥の地」を自称するのは日本に4ヶ所もあったりしますが。

浅利さんドタキャンのため、聞き手は松浦さんのみ。ゲストは垣見さんと永岡さん。いつものことと言ってはそれまでですが、脱線が多い多い。「スパイ大作戦」「ジャンク屋に扮装」とか。例によって表に出せない話満載なので、内容が気になる御仁は次回から参加するように、といつものセリフを。

さて、松浦さんは今回「皆そこでシーンとしないでよ!!」と何度叫んだでしょうか?


2008-06-14 [Sat]

東京メトロ副都心線

渋谷駅 副都心線ホーム さて今週末は土日連続でイベント発生のため、両者を強引に1行程にまとめたうえにオプションを挟み込む1泊2日のお出掛け。先ずは少々早起きして、副都心線の攻略から。先日の秋葉原でのアレの影響か、渋谷駅、警備員多過ぎ。

渋谷の副都心線ホームは、来るべき東横線乗り入れに備え2面4線が既に完成しているものの、当面は1面2線で事が足りるため中2線は使用せず、ホーム間にところどころ橋を渡して広大な島式ホームとして運用。

急行川越市行に乗り、東新宿での各停追い越しなぞ堪能しつつ、池袋で下車。(索道を除く)日本の鉄道全線完乗のタイトルはこれで維持。その勢いで湘南新宿ラインに乗り、高崎を目指します。

ソースカツ丼@桐生

ヒレソースカツ丼 高崎駅前でレンタカーを手配し、桐生を目指します。ちょうど昼時でもあり、名物ソースカツ丼で腹ごしらえという魂胆。もちろんクルマで立ち寄りやすい店でないと困りますが、探し方が悪いのか、桐生市内中心部では良さげな店を見つけられず、相老町の「富士山食堂」へ。

750JPY也の「ヒレソースカツ丼」をいただく。ランチメニューでは麺とのセットもあるようですが、肝心の丼が小サイズとなってしまうので、単品で。予備知識のとおり、ご飯の上に千切りキャベツを敷かないタイプで、ソースがダイレクトにご飯に染み、素朴にしてワイルドな味わい。カツもカラッと揚がっており、美味しくいただきました。

NTTドコモ小夜戸衛星通信所

ドコモ小夜戸 11m×2 桐生まで来たからには、次に目指す先はココに決まってます。だってほら俺、小夜戸マニアだし。

もっとも、昨年11月の時点でc号機用とd号機用の2基構成への代替わりが完了していた以上、変化のありようも無いのですが。それにしてもいい天気だねぇ。小夜戸に来るときはなぜかいつもこうですよ。種子島に行く時とはエライ違いだ。

渡良瀬川ダム巡り

庚申ダム 小夜戸から更に上流へと遡り、周辺のダムをいくつか攻略しておきます。草木ダムは昨年訪問済みですが、前回はダムカードを入手し損ねていたので、今回リベンジ達成。

草木湖左岸のカーブの多い道路を抜け、黒坂石川の発電専用ダム、黒坂石ダムへ。発電専用の小ダムで、1門のみのローラーゲートが目立つが、よく見るとフラップ付?

更に上流へと遡り、栃木県に入って、庚申川の庚申ダムへ。こちらも小ダムながら、川原まで下りることができるので、直下流真正面から堤体を見上げることも可能。もちろん、河川維持放流のみだからいいようなものの、ゲート放流時にそれをやると確実に死ぬので、良い子のみんなはマネしちゃだめだぞ。

本日は前橋にて投宿。明日もあることだし、早めに休め。


2008-06-15 [Sun]

矢木沢ダム点検放流

矢木沢ダム洪水吐 放流中 関越道をすっ飛ばし、朝も早よから奥利根へ。先月にも来たばかりですが、年に一度の点検放流を見逃すわけにはいくまいて。9時過ぎに到着するも、既に人多過ぎ。

10時から放流開始。最初は5.5m3/sから始まり、10分毎に放流量を増やしながら、最終的には40m3/sまで達する。最大放流のときにはスキージャンプの傍で眺めたけど、こりゃ放流というか、立派な「瀑布」。飛散する水飛沫も半端じゃないので、アングルによっては雨具が必須。

11時20分で放流は終了。この後、ダム天端まで行ってみるも、あれだけの放流を行ったにも関わらず、水位は全く下がった様子が見られない*1。大した貯水量、というか湛水面積が広い証拠ですな。

*1 今回の放流による水位低下は約3cmらしい。

奈良俣ダム点検放流

奈良俣ダム洪水吐 放流中 午後は奈良俣ダムで点検放流が実施されるので、当然ながらハシゴです。

14時から放流開始。こちらの放流量は最大10m3/s、時間にして50分。ロックフィルで一般的なシュート式洪水吐なもので、矢木沢と比べると少々派手さには欠けますが、青空と新緑、そして巨大な白い堤体という「夏のダム」の風景に白い水流が加わり、清々しい画になります。

この後は、例によって下流の須田貝・藤原・小森の各ダムを訪問しましたが、小森が自然越流していた他はクレスト放流は見られず。藤原は導流部に水濡れが残っていたので、タイミング次第ではクレスト放流が見られたかもしれませんが。


2008-06-21 [Sat]

下久保ダム点検放流

下久保ダム ゲート4門放流中 先日に続き、二週連続で群馬へ。今回のお目当ては、下久保ダムの点検放流です。もともとこの時期は洪水調節容量確保のための事前放流を行うのですが、今年は貯水量に余裕があることもあり、ゲート点検操作を兼ねて久々にクレスト放流が実施されます。更には、大洪水を想定してのゲート操作訓練ということで、ダム運用開始以来初となるオリフィスとクレストのゲート4門全部からの放流が本日と明日の2日間に限り行われるとあっては、万難を排してでも見に行かねばなるまい。合わせて、神流川水系のダム群を攻略する算段です。

熊谷でレンタカーを手配し、浦山ダムや滝沢ダムへの誘惑を振り切って、先ず逆調整池である神水ダムを前座に片付けてから、本命の下久保ダムへ。もちろん既にクレスト放流中ですが、10時少し前からダム直下流に陣取り、オリフィス放流の開始を待ちます。10:00ちょうど、オリフィスの1門から放流開始。10:10、もう1門からも放流開始。史上初の下久保4門同時放流ですよ、やはり来た甲斐はあったぜ。これで天候が良ければ御の字だったんですが。ちょうど4門放流開始の頃から再び小雨がぱらつき出すは、霧も出てくるはで、この後天端上へも行ってみるも写真撮影にはちと苦労されられたり。

後は更に神流川上流へと遡り、塩沢ダム・上野ダムと巡る。次回は神流川発電所見学と合わせ、天候の良いときに再訪したいですな。時間が余ったので、埼玉県は荒川水系の合角ダムへ寄り道し、最後に霧の晴れた下久保ダムへ戻り(既にクレストのみの放流でしたが)、下流側から堤体全体を俯瞰する構図で写真に収め、熊谷へ戻る。本日の攻略数5基、ダムカードも下久保と合角で確保と、成果としては良い方か。


2008-06-27 [Fri]

鉄道博物館

キハ41307 年休消化のために平日の「一回休み」が発生したもので、昨年10月のオープン以来混雑を避けてお預け状態だった大宮の鉄道博物館へ行ってみることに。11時少し前に着くも、写真撮影のタイミングに苦労させられたり、食事時に少々待ち行列が発生する程度には混んでました。平日でこれだから、ますます休日には行きたくないな、少なくとも俺は。

展示はテーマ別にゾーン化されているものの、順路が明確化されていないので(「自由見学」と言えば聞こえはいいが)動線が混乱しそう。なんとなく「左回り」で見て回ったら、マレー式蒸機から電気機関車、新性能電車へとジャンプした後、旧型国電→鉄道黎明期へと逆噴射する、何ともフリーダムな順路に。入口から奥に向かってローラー作戦で潰し2Fへ上がるのが無難か。

ただ車両の外観とか見るだけでは芸が無さ過ぎなので、モハ484-61屋上の交直切替スイッチとか、クモハ101-902車内に掲げられていた国鉄時代の車内広告とかを熱心に写真に収めてみたり。あと、個人的に気になっていた、交通博物館時代にあったTR73形3軸ボギー台車は健在。これを確認できただけでも御の字ですよ(←偏ってるなぁ)。

なお、2Fの売店には鉄道関連書籍が並んでいるものの、「仰天列車」*1と「鉄道忌避伝説の謎」が置いていなかったのは激しく不満。「鉄道の達人」みたいな駄本を積み置くスペースがあったら、もっと有意義な書を並べるべきですぜ、仮にも「鉄道」「歴史」「教育」の3つをコンセプトとする博物館なんだから。

*1 ふと思ったんですが、藤崎一輝さんってもしかしてKo(以下略)


2008-06-28 [Sat]

ロケットまつり24

さていつもの歌舞伎町地下に潜入してのロケットまつり、今回は元NECの小野英男さんを迎えての「衛星まつり4」ですが、衛星ばなしは前半の一部のみ、他はことごとく北某鮮ネタという……というわけで、これまでにも増して内容は書けません。悪しからず。

お次の「ロケットまつり25」は……来週土曜。2周連続かよ。