2009-11-06 [Fri]
■ グラコロ同盟 2009 終了
今年のグラコロシーズン、終了。当方はと言うと、フルサクセス達成以降「品切れの心配が俺をグラコロへと駆り立てる」とばかりにペースを上げた結果、最終的には 35 グラコロを達成。エクストラサクセスどころか、今季の同盟員中トップになってしまったよオイ。平均 1.35 個 / 日、リザルト 284 個中の 12.3% を俺一人で占める計算に。明らかに食い過ぎです。本当にあ (ry
今年もグラコロごちそうさまでした ! 来年も食うぞ !! (←気が早過ぎ)
2009-11-07 [Sat]
■ 茨城へ
グラコロ分は十分過ぎるほど補充できたことだし、ここらでパラボラ分を補充すべく、久方振りに茨城北部へ。昨年は高萩へ一度行ったのみだったし、「東のパラボラ聖地」の現状を追っておかないことには。とか言いつつ、パラボラの他にダムも巡るつもりなのは最近のお約束。
水戸でレンタカーを手配し、竜神ダムと竜神大吊橋で軽く (?) ウォーミングアップの後、常陸太田航空衛星センターへ。ただしこちらは特筆するような変化も無い (写真に収め難いのも相変わらず) ので早々に切り上げ、十王ダム経由で高萩へ。
■ 茨城大学 宇宙科学教育研究センター (旧・KDDI 茨城衛星通信センター)
パラボラマニアにとっての「聖地」こと、かつての KDDI 茨城衛星通信センターは、茨城大学の電波望遠鏡施設「宇宙科学教育研究センター」へと変容しました。現地へ行ってみると、ゲートが開いており特に立入禁止とも掲げられていなかったので、ズンズン車で中に入っていきます。いいのかオイ。
敷地内は、32m アンテナ 2 基とかつての「衛星通信館」、そして以前から屋外展示されていたホーンリフレクタを除く施設は綺麗に撤去されています。かつては一般素人では接近できなかったアングルでパラボラを眺めるも、光線状態はもろに逆光、写真に収めるのにはちと苦労。衛星通信館は「宇宙電波館」と名を変えていますが、かつてのような公開展示施設では無さげ。
かつての第 5 アンテナの前には、KDDI による「日本における国際衛星通信発祥の地記念碑」が。施設の役割が変わろうとも、この地が「衛星通信のメッカ」であることを伝える努力はしっかりされているわけで、俺としても嬉しい限り。
■ NTTドコモ揚枝方衛星通信所
高萩まで来れば、北茨城まで足を延ばすのは当然。揚枝方は 2 年振りだな。と言ってもせいぜい建物と看板の docomo ロゴが変わるくらいか……と思って来てみれば、また何やら新たなパラボラ建設中ですよオイ。今度は何だ ? まさか c 号機用アンテナもう老朽化 ? S バンド用小型パラボラも増設されていたし、結構本格的なアンテナ増設の模様。いやはや、マメに調査に来ないとダメだわ、ホント。
この後、いわき市まで足を延ばし四時ダムと高柴ダムを巡って水戸に戻り、水戸線経由で小山にて投宿。
2009-11-13 [Fri]
■ 東北新幹線特急の新愛称
「はやて」がダメなら「マリア」で……などと言うのは某漫画の読み過ぎですかそうですか。
あるいは、来るべき北海道延伸を見据え、かつ速そうな名前……「ミグ」とか「フォックスバット」とか (殴)
冗談はさておき、面白味は少ないけど伝統ある北海道連絡列車の名前「はつかり」の復活が無難かつ最有力ではないかと。
2009-11-25 [Wed]
■ H-IIA F16 まであと 3 日
さぁ、来る 28 日は H-IIA F16 の打上げ、予定通りならば本日は Y-2 にあたります。なにぶん今回はペイロードが「我が国の安全の確保 (ry」なので事前情報も極めて少ないわけですが、ロケット打上げ自体を完全に極秘裏に行うなど不可能、ノータムや水路通報などで何らかの情報は明らかとなります。我々外野の者は、限られた情報から判断を下すほかなし。情報が少ないから予定が立てられない、などと言っていては「エクストリーム・ロケット観戦」は不可能です。
第十管区の水路通報からは、JAXA プレスリリースと同じく「11月28日 (予備日 29 日〜 12 月 27 日) 1000〜1200」としか判りません*1が、AIS センター*2が 24 日付で発行したノータムに、H-IIA F16 打上げに関する情報が公表されています。
240354 RJAAYNYX
(8655/09 NOTAMN
Q)RJJJ/QWMXX//M/EW/000/999/
A)RJJJ B)0911240354 C)0911280207
E)REF AIP SUP 174/09 ITEM 1,2,3ROCKET H2A-F16 WILL BE LAUNCHED
LAUNCHING DATE/TIME :0121/0135(UTC) ON 28 NOV 2009
F)SFC G)UNL)
というわけで、JST では「1021〜1035」ということですな。太陽同期準回帰軌道向けの典型的な打上げ時間帯。モノがロケットだけに、ノータムの範囲も地表から高度無制限です。
後は天候が気になるところですが、TNSC 発表の気象情報によると、Y-0 の機体移動〜打上げにかけての時間帯は曇りのち晴れ、強風や雷の予報は出ていないので打上げに支障は無さそう。雲が多いとなると、画的には微妙ですが。
2009-11-26 [Thu]
■ Y-1
本日は H-IIA F16 打上げ 2 日前、Y-1 です。直前まで何が起こるかわからないのがロケット打上げの常とはいえ、特段の情報が無いということは作業は順調ということでしょう。関係機関への協力要請もあるので、当初予定から延期等の変更があった場合はたとえ IGS 打上げであっても公表されます。何度も言うけど、情報が少ない (あるいは、無い) なかから判断を下し行動するのがロケット観戦です。
■ 出撃
というわけで、当方も打上げ観戦に向けて出発するとしませう。今回は通常の種子島行の行動パターンとは異なり、午後の少々中途半端な時間帯、JAL 1873 便で羽田から鹿児島へ飛びます。
B767-346 (JA8988) はほぼ定刻に鹿児島空港到着。そのまま種子島行の最終便に乗り継ぐことも可能ですが、今日のところは空港近くで投宿、明日朝一での島上陸とします。過去に鹿児島到着 1 時間遅れを経験したトラウマがあるので、時刻表上で 25 分の乗り継ぎというのはできればご勘弁といったところ。
で、こちら鹿児島のローカルニュースによると、H-IIA F16 の打上げ予定はやはり「11 月 28 日 1021〜1035」だそうで。今のところ作業は順調、当日の天候もにわか雨の恐れはあるものの打上げに支障は無いとのこと。ちなみに MHI の中の人曰く「できれば青空の中へ打ち上げたい」やっぱりそうですよねぇ。
2009-11-27 [Fri]
■ 種子島上陸
JAC 3761 便、DHC-8-Q402 (JA848C) はほぼ定刻に種子島空港到着。今年 3 度目、2 ヶ月振りの島上陸です。
いつものレンタカー屋からクルマを受け取り、ひとまず TNSC を目指します。中種子は雲が多かったものの、南種子へ向かううちに晴れてきたぞ。
■ 今日の TNSC
TNSC に着いてみれば、絶好の打上げ日和ですよ。この天気が明日まで続いてくれるといいんだけと。
1100 発の施設案内ツアーに参加。もちろん RCC はオミット。またガイド中も、明日の打上げ予定にまるで触れないあたりがいかにも。
ツアー終了後、改めて自分のクルマで射点方向へ行こうとすると、当然の如く速攻で検問。まあ免許証の内容を控えられた程度で、荷物のチェックまではありませんでしたが。通行証をゲットしたので、とりあえず打上げ終了までセンター内の通行には不自由しないでしょう。
■ 今日の南種子
宝満神社での打上げ成功祈願、宇宙ヶ丘のパラボラ、上中の幟、観戦場所の下見と、一通りの直前イベントを消化。しかし宇宙ヶ丘追跡所の前にまで警察の警備が敷かれるとは思わなんだ。あと、えびの湯手前の例の場所は今回も封鎖されています。
特段の情報も伝えられていないので、予定通り Y-0 に突入していると思われます。センター内の立入規制は 030 から。となると、機体移動は 2100 か ?
■ 機体移動
河内温泉センターで一風呂浴びた後、機体移動を見るべく再び TNSC へ。今回は 9 月の H-IIB のときと同様、竹崎の固体ロケット試験場近くから見ることにします。余裕を見て 1930 頃着いてみると、誰も居ねぇw
2020、VAB 扉開放。オープンしたのは VAB1 のほう。
2130、機体移動開始。姿を現した機体は、予想通り 202 型。いつものように約 20 分で LP1 到着。
機体移動終了後、通行証を駆使して射点寄りへ潜入。第 4 光学観測所付近と大崎射点付近からアングルを変えて撮影、センター外へ退出して上里からの遠望を収めたら、クルマを停められる場所へ移動して暫し仮眠を。
これまでのところ作業は順調、明日の天候もにわか雨が気になるものの打上げに支障は無い模様。
2009-11-28 [Sat]
■ 今日のえびの湯
530 起床。食糧調達の後、上里に立ち寄って夜明けの機体撮影と、燃料充填が行われていることを確認。
今回は、ほとんど逆光となるのを覚悟のうえで、えびの湯からの観戦とします。7 時前に着いて見ると、既にクルマが 10 台近くw 小型車ばかりなので、重装備なヲタは今回は少なさげ。
■ X マイナス 60
H-IIA F16 打上げまであと 1 時間。ターミナルカウントダウン開始された模様。
えびの湯は、MHI や三菱電機の中の人も集まってきています。それでは当方も撮影準備をば。
■ H-IIA F16 リフトオフ!!
全て順調、完全に当初予定通り 1021 リフトオフ ! いつもより雲が低く、10 数秒で雲の中へ突入してしまいましたとさ。
■ 成功 !!
漏れ聞くところによると、ペイロード分離には成功したようで。茎永の横断幕も、既に成功祝いのものに変わっています。
■ 今日の種子島
打上げ前後はにわか雨に見舞われたものの、昼過ぎには止んで晴れ間が出てくる、妙に極端な天候。考えてみると、画的に望ましい晴れた日中での打上げって、自分が直接見たなかでは H-IIA F13 しか無いんじゃないか。
上中の打上げ成功祝賀の幟を撮った後、飛行機の飛来状況を再度確認するために空港へ。道中、無線のやり取りが聞こえていたため、空港到着の前に飛び去った機体があったかもしれませんが、14 時頃に着いた時点では、MHI、DAS、中日本航空、朝日新聞社の 4 機が駐機中。しばらくすると DAS の MU-300 が R/W 13 にて離陸していきました。
まだ陽も高いことだし、例によって (ぉ) 「宇宙にいちばん近いダム」西京ダムにでも行ってみるか。おぉ、満水……つーか、自然越流 ktkr。このところ種子島に来る度に訪問していますが、放流シーンは初めて。一日でロケット打上げとダム放流の両方を見られるとは、なかなか貴重な経験ですな。
そんなこんなで、西之表の某民宿に投宿。あー疲れた。今宵は祝杯へと繰り出すとしませう。
2009-11-29 [Sun]
■ 今日の種子島
前回の H-IIB TF1 同様、予定通りに打ち上がってしまったために、2 日分確保した予備日が丸々フリーに。航空券の変更も既に不可なので、何とか島内で暇を潰さねば。
というわけで、またしても喜志鹿崎から TNSC 経由で門倉岬までの島縦断ドライブです。何度も TNSC に行って飽きないのかという気もしますが、打上げ翌日の施設案内ツアーでどこまで見学可能なのか興味があるもので。
1330 からのツアー第 2 便は、団体客が中心で個人参加者は数えるほど。前日に IGS 関連ミッションがあったばかりにもかかわらず、意外にも RCC まで見学可能。最初はカーテンで遮られていたものの、途中からカーテンが開けられて内部を窺うことができました。さすがにぁゃしぃ興味深い書類の類が卓上に残されているなどということはありませんでしたが。電話機のハンドセットにでかでかと「IGS」とテプラ貼りされていたのが目立ったくらいか。
西之表や中種子は曇っていただけでしたが、南種子では晴れていたかと思うと激しいにわか雨が叩きつける、極端な天候。何やら明日の飛行機が無事に飛んでくれるか不安になってきたぞ。明日の天気の予報自体は悪くないんですが。
■ H-IIA F16 打上げ動画
一日遅れですが、H-IIA F16 打上げ時の動画を YouTube にアップしました。一応 HD クオリティですが、コンデジでの固定撮影なので期待し過ぎないように。
撮影機材は Panasonic DMC-FT1。ちなみに、ギャラリーの音声の中に俺の声は入っていませんが、やたらと響くシャッター連写音は俺の D90 のモノです。
2009-11-30 [Mon]
■ H-IIA F16 プレスリリース
日付は 28 日ながら、週末と重なったためかサイト掲載やメール配信は今日になってから。致し方ないところもあるけど、やはり今更な感はするうえ、その今更なプレスリリースを種子島滞在中に受信するというのも微妙なものよのぉ。そんなに暇を持て余しているのかと>ぢぶん
■ 今日の種子島
本日も、最終の飛行機までほぼ一日フリー。いい加減やるべきことが思い当たりませんが、西之表港でジェットフォイルを撮ったり、久々に鉄砲館を覗いてみたり、島内をダラダラとドライブしてまたしても TNSC へ立ち寄ったりと、無理矢理時間を潰します。しかし打上げから 2 日も経つと、道中すれ違うレンタカーの数がめっきり少なくなるものですなぁ。
午後は、河内温泉センターで小一時間ネバって気分転換、西之表に戻りレンタカー店に立ち寄って精算を済ませ、少々早めに空港へ。本日は全般的に天候がパッとしなかったけれど、飛行機の運航に支障するほどでは無さげなので、なんとか無事に羽田まで帰られるでしょう。
■ RTB
JAC の鹿児島行最終 3774 便、DHC-8-Q402 (JA843C) で鹿児島空港へ着いてみると、乗り継ぎの JAL 1878 便はシップチェンジと機材到着遅れで 30 分の延発とな。飛ばないよりはマシだけど、どうして俺はロケット観戦から普通に帰ることができないんでせうか ? やって来た機材が B767-246 (JA8232) というのは珍しかったけど。
羽田到着は遅れたものの、日付が変わる前に RTB。あー疲れた。ゆっくり休む間も無く明日から仕事です。