2009-04-11 [Sat]
■ 護衛艦「ひゅうが」一般公開
海自のヘリコプター護衛艦「ひゅうが」(DDH-181) が一般公開されるというので、横須賀へ。駅に着く直前に横須賀線の車窓から見ただけでも「デカッ !」です。
艦艇公開イベントの常で、混雑する前に早めに行動するのがお約束。9 時頃に総監部前の行列に並ぶも、手荷物チェックで入場が 10 時近く になるのも、乗艦まで更に約 30 分待たされるのもお約束。まぁ海自初の実質的な「ヘリ空母」だし注目度は抜群、「岸壁サークル」と化すのも当然か。
艦内の混雑もあって、見学者は多目的区画でバッファリング。待ちの間、艦内統合ネットワーク NOYQ-1 の中継器とかに群がって写真を撮る「謎の集団」が居ますよ (含む俺)。日向国つながりで宮崎県知事のサイン色紙が飾ってあります。あと、ひまわりの画が飾ってあったのはどういう意味なのかと同行の皆様との間で盛り上がっていましたが、「向日葵」が「日向」に似ているというダジャレではないかと勝手に推測。ホントにそうだったら笑うぞ。
飛行甲板に上がってみれば、広い ! まぁお隣の米海軍ベースの GW と比較しては可哀想ですが。艦尾の Mk41 VLS が「本艦は空母ではなく護衛艦である」と主張しているようでニヤソ。随所に銃座が設けられているのは、USS Cole (DDG-67) 襲撃事件以来、小型船による攻撃に注意しなくてはならない昨今の戦闘艦の実情を表しております。ホント戦争は地獄だぜ (ry
さて飛行甲板から格納庫へ下りるわけですが、この行列がまた長い。おとなしく並んでいると突然のサプライズ、前部エレベータに乗せてくれるってさ ! 階段とエレベータ、どっちで下りるかと訊かれれば後者を選ぶでしょう常考。GW のエレベータは 20 秒程で片工程をこなしてましたが「ひゅうが」のは 1 分近く掛かってました。ちょっと動作ゆっくり。格納庫も、さすがにヘリのロータを畳まずに格納できるようにしただけあって広く高さもあります。
下艦してみると、岸壁の人だかりがまた凄いことに。100 分待ちなんつー看板も。やはりイベントは早め早めの行動が吉ですな。
■ 横須賀ネイビーバーガー
総監部を出たのがお昼過ぎ。いい感じに腹も減ったことだし、同行の皆様共々、海軍カレーに続く新たな名物、横須賀ネイビーバーガーを食することに。海自イベントで来訪者が多いためか、随所で品切れだったり待ち行列が物凄かったりですが、ベース正門近くの「TSUNAMI」へ。ここでも品切れしそうだったためかクオーターサイズに限定されてしまいましたが。俺の注文はベーコンチーズバーガー、ドリンクとフライドポテトを付けたセットで 1150JPY 也。
クオーターながらサイズはそこら辺のハンバーガーと遜色なく、ケチャップとマスタードをお好みでぶっ掛けてかぶりつく、ベース公開の時とかでも御馴染みのアメリカンジャンクフードの喰らい方です。本当は、その名前といい「GW バーガー」を試してみたかったのですが、これのみクオーターが設定されておらず断念。今度機会があったら再チャレンジしたいと思います。
帰路は京急経由で流れ解散。皆様、暑さと人混みのなかお疲れさまでした。
2009-04-18 [Sat]
■ JAXA 筑波宇宙センター特別公開
科学技術週間恒例の JAXA 施設公開、本日は TKSC です。ただ、今年 1 月に「いぶき」が打ち上がってからこのかた、現在進行形での話題は JEM と H-IIB くらいしかありません。準天頂衛星は来年度だし、その次の GCOM は未だ詳細を語られず。PLANET-C は相模原が主体だし。というわけで、新ネタは期待できないだろうなぁと思いつつの訪問でしたが、蓋を開けてみると……案の定 (ぉぃ
というわけで、特段変わった写真ネタもありませんので、「かぐや」に搭載されているものと同じ宇宙機用二次電池の写真でお茶を濁しておきます。まぁ、特別公開時でないと見られないものではあるわな。
新しい試みが全く無いわけではなく、JAXA のロケット開発担当者が H-IIA や H-IIB 関連の映像や屋外展示されている H-II を解説する「ロケットツアー」が企画されていました。内容自体は、あくまでも一般向けとあって驚くほどマニアックな話が飛び出すわけでもありませんが、質疑応答も設けられていたので、次回以降も催されるようであれば突っ込んだ質問を中の人に投げかけてみるのもよろしいかと。欲を言えば、H-IIB に関しては、先日種子島で行われた CFT の映像を見せてもらえるとウケたと思うんですが。
そんなわけで、俺的にはこのところ新味に欠ける感の否めない TKSC ですが、不満たれつつもきっと次回も行くんだろうなぁ。やはり行って見ないことには、新ネタがあるかどうかすらも分かるわけありませんから。
2009-04-19 [Sun]
■ JAXA 調布航空宇宙センター一般公開
昨日の TKSC に続き、本日は調布の航空宇宙センターへ。実は学生時代に調布に住んでいたのですが、NAL (当時) には一度も行ったことが無かったり。去年の一般公開時には角田の方へ行っちまったしなぁ。というわけで、今頃になって初訪問。
本所の方は、低速風洞、遷音速風洞、超音速風洞、極超音速風洞と、風洞萌えにはたまらない施設のオンパレード。計算機ヲタ向けには、今回初公開のスパコン JSS も。屋外展示 (というか、放置) されている HOPE の模型は……深く突っ込まない方がいいのかな、ほとんど黒歴史だし。
本所の方で時間を食い過ぎたことと、移動のバスに乗るのに行列で待たされたこともあって、空港分室の方は駆け足となってしまいましたが、思わず酔ってしまいそうな回転翼機シミュレータに、晴天下に展示されたビーチクラフト 65 型に Do228 にボナンザを見て回る。ちなみに、航空機を飛ばすときは当然ながら隣接する調布飛行場を使用するのですが、道ひとつ隔てているため、格納庫から滑走路への移動の際には公道を横切らなければなりません。その際に道路交通を遮断するためのバリケードが格納庫の隅に置いてあったのを見つけてニヤソ。相変わらず妙なモノに反応してるな>ヲレ
結局、今日も丸一日 JAXA 施設に入り浸り。
2009-04-26 [Sun]
■ 奥利根ダム群 放流中
暖冬に加えて今月初旬の気温の高さもあってか、雪融けも例年より早いようで、13 日から奈良俣ダムの自然越流が開始。先週末はイベントのために見に行けないまま、いったん放流は止まったものの、25 日の降雨で再び放流が始まったため、慌てて見に行くことに。
さすがに新ネタが無いと遠出の意味も薄いので、あちら方面で未踏だった相俣ダムへ先ず立ち寄り。ここもクレスト放流中。休日でも資料館がオープンしているおかげでダムカードもゲット。
本命の奥利根は、小森・藤原・須田貝・奈良俣とも放流中。特に藤原では過去 2 回振られたクレスト放流を見ることができたのが最大の収穫。現地で知ったのですが、只今ホロージェットバルブの改修工事中。そりゃクレストから放流するしかないわな。須田貝は、閉館されてしまった PR 館がもの悲しい。矢木沢へは、管理道路の閉鎖が解除されておらずパス。同じ理由で奈良俣もダムサイトまでは行けず。
さて、もう 1 ヶ所くらい未踏のダムを攻略できそう、というわけで東電玉原発電所の上池、玉原ダムへ立ち寄ることに。直線距離は近いものの直行できる道が無く (林道があるっぽいが通行禁止)、藤原から延々迂回して約 50 分。いや〜標高が高いだけに寒い寒い。おまけに俺が居るときに限ってにわか雨だよ。気象を悪化させる特殊能力、健在なり。
16 時半に高崎へ帰着。少々早いもののレンタカーを返却し、新幹線を奢って大急ぎで帰京。
■ ロケットまつり 31
前日の L/D での告知まで気付かなかった、本日のロケットまつり。だから慌てて群馬から戻って来たんですよ。昼はダム、夜はロケット、どんなダブルヘッダーだよ。
時期が時期だけに、宇宙基本計画の話題が中心。あとアメリカのアレス I & V のグダグダっぷりも。宇宙計画基本法はパブリックコメント募集が始まりますが、テンプレ丸写しでないコメントが 1000 通以上寄せられれば国も無視できないであろうとは松浦さんの弁。今後の日本の宇宙開発が面白い方向に進むかどうかの分かれ目、少しは真面目に考えてコメントを書いてみますかねぇ。
後半は、あさりさんの持ち寄った過去の取材写真の蔵出し。しかし写真がキログラム単位って……。それにしても、1 月に種子島に行ったときにも感じたのですが、このところ JAXA 施設がどんどん機密の壁の向こうに追いやられていくようで、施設探訪が趣味の俺なぞには大いにつまらん方向に。なんでも IGS 絡みで CSICE がいろいろ口出ししているらしい。俺も 4 年前の TNSC 特別公開のときに VAB 内部の写真を撮っておいて正解でした。
早起きで寝不足のうえに夜はアルコールが入ったおかげで、家に帰ると即ダウン。