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なりたま通信所業務日誌


2007-09-02 [Sun]

そろそろ再始動

おぉ、遂に9月だ。暑さも落ち着いてきたことだし、来るべきイベントに向けての体の慣らしも兼ねて、活動を再開せねば。もっとも、木〜金曜にかけて徹夜仕事やらかしたお陰で、土曜は完全に休息モード。その余波で本日も近所で買い物など、まったりのんびりモード。来週末くらいは気分転換にどっか遠出しようかなぁ。

そういや、書店を覗いてみたら「梓特別攻撃隊」が文庫本で平積みになっていたので査収。遂にと言うかやっと文庫化ですな。内之浦へ行くついででも何でも、海自鹿屋航空基地史料館を訪れる機会があれば、事前でも事後でも一読をおすすめ。

S-520-23

M-V運用終了後、年に数機の観測ロケット打ち上げが細々と続けられている内之浦ですが、本日S-520ロケット23号機の打ち上げに成功したようで。KSセンターからの打ち上げも一度は見ておきたいものだけど、観測に適したタイミングでスケジュールが決められる(直前になっての予定変更の可能性も高い)ので、ある意味ミューよりも難易度は高い。今回だって、打ち上げ後当日中に東京に戻るのは不可能だしな。種子島と違って陸続きという分地理的に有利とはいえ、見物しに行くならそれなりに覚悟を決めねば。

M-V-7からもうすぐ1年、ミューロケットの消えた内之浦の現状も気になるところ。今秋予定の一般公開にでも行っとく?

本日のツッコミ(全1件) [ツッコミを入れる]

固体ロケットは日本 [ブースターロケットが落ちるところは漁業補償の対象になるので、単段式S-520観測ロケットになりました。日本独自の固体..]


2007-09-08 [Sat]

姨捨

姨捨駅にて 予告した通り、ちょいとばかり遠出なぞ。といっても、明日は遅くならないうちに戻りたいので、大した距離は移動できず。というわけで、久々に姨捨のスイッチバックにでも行ってみようと長野へ。

ちなみに、以前に訪れたのは確か1996年、まだ381系が走っていた頃のお話。11年振りかよ。

ソースカツ丼

姨捨ソースカツ丼 姨捨到着時点で12時半過ぎ、何はともあれ昼飯だ昼飯。駅周辺には飲食店やらコンビニは皆無なれど、少々坂道を上れば長野自動車道の姨捨サービスエリアがあります。そういや井上孝司さんのblogでここのソースカツ丼が紹介されていたなぁ。バスストップが併設されているので、高速道外からも入れるはず。「鉄」で姨捨に来てSAのソースカツ丼を食すというのも、ネタとしてはまぁアリでしょう。三脚担いでSAのレストランに入るのは怪し過ぎですが。

上り線側に入ったので、食したのは「姨捨ソースカツ丼」の方。一番人気メニューだってさ。カツの厚さを求める向きには少々物足りないかもしれませんが、姨捨に行って食事に困った時の裏技としてご記憶あれ。

善光寺平俯瞰

姨捨〜桑ノ原(信)間にて 駅に戻り、更に稲荷山方面へ少し歩けば、善光寺平を俯瞰しつつ列車の走りを狙える定番撮影ポイントがあります。午後はここに三脚を据えてじっくりのんびり撮り鉄という算段ですが、この時間帯、やって来るのが383系と115系のみで、画的に代わり映えがしない。せめて貨物列車でも来てくれればねぇ*1……とネバっているうちに陽が陰ってしまい、ゲームセット。山を下り、長野にて投宿。

*1 実は姨捨SAに行っている間に貨物列車が通過していたりする。


2007-09-09 [Sun]

姨捨(2)

姨捨駅にて 本日はとっとと帰還……のつもりだったのが、せっかくの天気だし、午前中は昨日に続き姨捨へ。通過する「しなの」をポイント付近で狙ったり、駅停車中の列車と下方を通過する列車を絡めたりと、昨日とは違うアングルで。

午前中は飯田線から直通する313系も走ることだし、旅客列車に関しては少しは車種のバリエーションも増えます。相変わらず貨物列車には振られ放しですが。日曜なので運休が多いのか。

ソースカツ丼(2)

ソースひれかつ丼 12時半頃まで姨捨駅付近でネバり、そろそろ帰路に……の前に、昼飯だ昼飯。昨日も見たとおり、駅周辺では食料調達もままならず。しょうがない、「裏技」を発動させるか(←なぜか嬉しそう)。

できれば下り線側を攻略したいところだったけど、遠回りになるので時間的に厳しく、上り線側でお茶を濁す。さすがに2日連続でレストラン利用も芸が無さ過ぎなので、スナックコーナーを利用。「ソースひれかつ丼」680JPY也。レストランのと比べてもボリュームは大差無いので(お新香は付かないけど)、コストパフォーマンスはこちらが上かも。

うーむ、こうなりゃ意地でも下り線側を攻略しに行かねば……と、またも妙なところで行動意欲が湧いてくるのでした。

Yマイナス3

H-IIAロケット13号機打ち上げまであと4日 そういえば、H-IIA F13は今日がYマイナス3日。当方もそろそろ準備を始めねば。で、情報収集のためJAXAiへ。まぁWeb上での公開情報以上のものがあるわけでもありませんが。打ち上げライブ中継の案内を俺が貰ってもねぇ(苦笑)。

その後、ヨドバシAkibaでデジカメのメンテナンス用にレンズクリーニングキットを所望して帰宅。


2007-09-10 [Mon]

Yマイナス2

本日はY-2カウントダウンの日。とりたててプレスリリースがあるでも無さげですが。まぁ余計なニュースの無い方が幸せというものです。

さて、直前になって慌てないよう、本日中に荷造りを済ませておかねば。気が急くとつまらん忘れ物をやらかすからねぇ俺は。特にテレコンを忘れたりした日にゃ「俺はいったい何しに来たんだ?」だもんねぇ。

それにしても、週間予報を見ると、天候が何とも微妙……。


2007-09-11 [Tue]

延期

打ち上げ前々日の15時までに関係機関へ周知する必要があるので、Y-1の今日がひとつ大きな判断であったわけですが、予想通り天候不順のため14日に延期。出発前から延期決定って、それなんてF12? もちろん今更出発を順延しても以下略なので、当初予定通り明日早朝に羽田を発つことにします。

でも週間予報を見ると14日も厳しいような気がするなぁ。明日の判断が待たれますが、個人的には15日まで延びそうな予感。H2Aロケット打ち上げレポートでも指摘されているように、15日がターニングポイント。天候判断で1〜2日単位でズルズル延びるか、燃料注入後の延期決定で一気に6日延びるか。毎度のことながら、ロケット打ち上げ観戦は出発前から神経戦ですな。


2007-09-12 [Wed]

ミッションスタート

早朝、家を出る時点で大雨という鬱陶しい状況ながら、いざ出発。まずはANA 619便で鹿児島へ。よく考えたら、往きの行程もF12のときと全く同じだなぁ。今回はゴーアラウンドやらかしませんように。

鹿児島トランジット

鹿児島空港にて 前回の2回ゴーアラウンドの悪夢はどこへやら、ANA 619便、B767-381(JA601A)はほぼ定刻に鹿児島着。お次のJAC 3765便まで2時間のトランジット、無線LAN繋いで情報収集に励むとしませう。

鹿児島空港の天候は晴れ。でも大隅海峡を越えるとどうなるやら分からんのもいつものことだし。まぁここまで来たらなるようにしかならんわな、どのみち。

種子島上陸

JAC 3765便、DHC-8-402(JA847C)は胴体着陸することもなく(ぉ、定刻無事に種子島空港着。現地は曇り、所々雲の切れ間から陽が漏れる、微妙なお天気。あと風も少々あるかな。

レンタカー屋にもすっかりお馴染みとなってしまい、声を掛ける第一声が「お世話になります」だもんなぁ。ひとまず15日返却予定、場合によっては延長するかもと告げ、出発。さて今日はこれからどう時間を潰そうかねぇ。

Yマイナス1

本日14時の時点での天候判断は、予定通り14日ゴー。というわけで、仕切り直しのY-1カウントダウンとなります。こちらも今後の情報に注意しつつ行動するとしよう。

今日の西之表

トッピー5 明日以降のメインが南種子となるので、今日のところは西之表方面へ。軽く昼食の後、カメラのテストを兼ねて、西之表港でジェットフォイルの撮影なぞ。しかしまぁ、船が着くたびに「いかにも」な方々が続々と下船してくるのは見ていて何とも。

残りの時間潰しは、鉄砲館にばかり足を運ぶのも芸が無いので、西京ダム(中央遮水壁型ロックフィルダム)から喜志鹿崎灯台、後は東海岸沿いにドライブ、野木レーダ局、馬立の岩屋、増田宇宙通信所を眺めて中種子へ。

そうそう、東海岸名物(?)の難破船は解体撤去の真っ最中。既に船体の大半は撤去済み、残るは船首の一部のみ。

今宵の南種子

初日から汗をかくは、潮風にさらされるはで、温泉に入ってリフレッシュは欠かせません。温泉を利用しようとすると南種子まで行くほか無いのは前回学習済みなので、夕食と合わせてGo。それにしても、種子島に来てまで食事がコンビニ弁当というのも貧相ですが、うまいもの(言い換えれば、値の張る食事)は祝杯のときまでお預けのつもりなので。

いつもの河内温泉センターは定休日なので、上中の大和温泉を利用。入浴量はこちらが50JPY高め。

サッパリした後、夜のTNSCへとクルマを走らせ、夜の射場の光景を眺めてから、俺の種子島での定宿「宇宙ヶ丘パークホテル*1」に到着、日記の更新やら情報収集を済ませ、とっとと仮眠。

*1 要するに、単なる車中泊


2007-09-13 [Thu]

宇宙ヶ丘の朝

20070913_0 夜半に強い雨に見舞われ、不安を覚えつつも夜が明けました。雲行きは……うーん何とも微妙。今後の天候判断には要注意。

それじゃ、朝ご飯食べてTNSC行くよ〜

見学場所チェック

TNSCに行く前に、見学場所の下見をば。いつものように長谷→上里→えびの湯のコースで巡回。

えびの湯は只今工事中、クルマを留めるスペースの確保が厳しい。あと、通称「秘密の場所」は既に場所取りが始まっています。

TNSCに向かう途中、雲行きが急に怪しくなる。宇宙科学技術館に着く頃には大降りに。短時間で収まるとは思うけど、やはり不安は否めません。

今日のTNSC

施設案内ツアーは11時発が早々に満席となってしまい、13時半を予約。それまで宇宙科学技術館やら竹崎点展望台やら竹崎射点やらを眺めて時間を潰します。昼食はもちろん職員食堂を利用。

ツアーは過去何度も参加すれども、今回はやはりH-II 7号機を見ておかねば。試験機体がTKSCに行ったおかげで、第2段機体がこれまでにない角度から見られるようになっています。あとF12のときと違い前日にもかかわらずRCCも見せてもらえましたが、こらそこ、Emergency Stopボタンばかり写真撮ってんぢゃねえ!(含む俺)

ツアー後にチェックしてみると、第1回判断はGo。宝満神社で打ち上げ成功を祈願した後、宿を確保している西之表へ。

機体移動

H-IIA F13 (上里より) 宿に着くや、ThinkPadとE8800のバッテリーの補充電を開始するとともに、E8800にテレコンを装着、「ロケット仕様」へ。17時過ぎには再び出発、南種子へ戻ります。夕食を調達し、今度こそ河内温泉センターで汗を流し、19時過ぎにロケットの丘展望所到着。さすがに早過ぎというもので、最前列に三脚を据えて場所を確保、機体移動をノンビリ待ちます。

時折、雷が夜空を光らせ、射点作業に待機がかかったりもしたようですが、21:30、機体移動開始のアナウンスが射場に響き、数分後には13号機がVABから姿を現しました。今回はVABから射点まで折れ曲がることなく真っ直ぐ移動、21:50、第1射点到着。

お後は、大崎射点付近と、お約束の上里から機体を撮影し、真っ暗な道路を1時間近く掛けて西之表へ戻る。今後の情報に注意し、燃料注入がGoとなったら、仮眠の後、早めに出掛けるとしよう。


2007-09-14 [Fri]

出撃

只今、AM05:00。H-IIA F13打ち上げまで6時間を切りました。MHIのカウントダウンレポートによれば、燃料注入の判断はGo。今の時点では燃料注入が開始されたかどうかはよく分かりませんが、今後の判断で延期となった場合は20・21日まで延びることが確定です。

気象情報を見れば、打ち上げ予定時刻頃には晴れるようなので、ノートラブルを願いつつ、当方も南種子へ向けて出撃です。

今日の上里

上里より射点を望む 今回の見学場所、えびの湯か上里かかなり悩んだのですが、えびの湯は昨日見たように工事中で駐車スペースが乏しく、またこのところの雨のおかげでタイヤがスタックしそうでガグブル、というわけで、少々距離があるものの上里からの観戦に初挑戦。まぁナントカの一つ覚えと言われない為にも、たまには変化を。雲が出ているときには、ある程度離れていた方が上空へ飛んでいく姿がよく見えるとも聞くし。

6時を回った頃、上里到着。さすがに先客ゼロなれど、速攻で同士が参上。アンタ早過ぎだって(←お前が言うな)

今日の上里(2)

7:20頃に宇宙作家クラブの面々が立ち寄ったり、時折報道関係者が撮影場所を探して立ち寄ったりはするものの、打ち上げ前2時間を切った上里での見学者は今だ2名のみ。やはり射点までの距離を見て敬遠する向きが多いような。でも長谷とかはもっと条件悪いぞ。

昨日一昨日と島内を走り回った感じでは、今回妙に来訪者が多いっぽい。駐車スペースの減ったえびの湯とか混乱していないだろうかなぁ。

現地の天候は晴れながらやや雲多し。打ち上げに支障の無い程度に風があるので、打ち上げ時には流れてくれることを期待。

Xマイナス60分

X-60の判断はGO。いよいよ最終カウントダウンです。上里も、地元の方が少しずつ来始めています。余所者は相変わらず2名のみですが。

Xマイナス30分

射点周辺で撒水開始。上里も、地元民、関係者等、見物人が増えてきています。

Xマイナス10分

さぁカウントダウンも最終段階。当方も撮影準備にかかります。

H-IIA F13リフトオフ!

H-IIA F13 予定通り10:31:01リフトオフ! これまで俺が見たなかで最高のコンディションでの打ち上げです。もっとも、上里からは運悪く雲に阻まれSRB-A分離は確認できませんでしたが。

成功!!

通行規制解除なったTNSCへ直行、ロケットの丘から射点の撮影をするうち、衛星分離確認の場内アナウンスが。成功です!!

今日のTNSC

竹崎射点より吉信射点を望む 宇宙科学技術館は臨時休館なもので、大崎射点付近や竹崎射点から吉信射点を眺める方向で。なお、竹崎展望台は駐車場満車につき速攻で追い返されました。まぁこれから記者会見もあることだし、しゃあない。

それにしても、昨日の天候が嘘みたいな晴れっぷり。やはり打ち上げ見学はこうでないと。

今日の南種子

宇宙ヶ丘追跡所経由で上中へ出てみれば、幟は既に「打ち上げ成功おめでとう」に変更済み。ま、当方もTNSCに長く居座っていたから当然ですが。

少々遅い昼食をとった後、せっかくの好天だからということで「ふつうの観光」をこなすべく千座の岩屋へ。その後はまたまた河内温泉センターで汗と垢を落とし、クーラーをガンガンかけて再び汗をかく暇を与えないまま西之表の宿へ戻る。さぁ祝杯だ!


2007-09-15 [Sat]

今日の種子島

TNSC大崎射点(後方は吉信射点) H-IIA F13が予定通り(当初予定より1日遅れですが)打ち上がったため、当方もまさかのために確保しておいた明日以降の航空券をキャンセル、予定通り本日島を離れます。と言っても、打ち上げが今日まで延びた場合を考慮していつものJAC最終3774便を予約しているので、本日は丸一日フリー。相も変わらず飽きもせず、またもTNSC目指して西之表から南種子まで島内縦断。

TNSC周辺は昨日同様良い天気。ただ台風11号の余波か、南の海上に厚い雲が見えるので、午後はひと降りあるかも。訪問者は、打ち上げ前の一昨日と比べるとやや少なめ。やはり打ち上げが終わってとっとと離脱する人が少なくないんだろうけど、世間的には今日から3連休なんですが。

午前中はTNSCで時間を潰し、宝満神社の傍ながら今まで無視していた「赤米館」を覗き、またまたお約束の門倉岬と、今回も種子島の最北端から最南端まで制覇。うーん、今度種子島に来た時はどうやって時間を潰そうか。いい加減ネタが無いぞ。

今回は宿の関係上、事あるごとに西之表から南種子まで往復するはめになり、4日間の走行距離は665.5km。当然ガソリンもスッカラカン、返却前に給油すると6800JPY以上もしやがりました。離島価格を考慮しても、金掛かり過ぎ。

さぁ、次に来るのは来年2月のF14だ。

オプショナルツアー開始

種子島空港に戻ると、何とも嫌らしいことに空港周辺のみに雨雲がたちこめ、鹿児島からの3775便は条件付き運行。F12のときもそうだったけど、まったく最後の最後まで安心できないぜ。結果的には難無く着陸、3774便も遅滞無く出発したので無問題ですが。

今をときめくDHC-8-400(JA850C)に乗り鹿児島に戻ったら、最終の羽田行に乗り換えてロケット見学ツアー終了……と思いきや、15日中に種子島を離れることができたため、密かに企てていたオプショナルツアーを発動させることに。次に乗るはJAC 3660便、またも今をときめく飛行機(JA843C)で福岡へ飛び、博多駅近くに投宿。


2007-09-16 [Sun]

昨日まで種子島にいたとはとても思えない

H-IIA F12第1回突撃の帰りにも福岡で鉄行動やらかしたりしましたが、今回も「昨日まで種子島にいたとはとても思えない」行動を。ただし今回は福岡ではなく山陰方面へ。ついでに言えば、移動に鉄道を利用はしますが、目的は鉄行動ではありません。

「のぞみ8号」で新山口、「スーパーおき2号」に乗り換え。キハ187系に乗るのもお初。指定席は満席だそうだが、3連休とはいえこの時期にこちら方面が大人気と化す理由は何? もしかして石見銀山?

山口線内は振り子が作動せずチンタラ走るのみだが、益田を過ぎると快調にトバし始める。振り子に揺られ、ついつい惰眠。疲れてるな俺も。

西浜田を過ぎると、本日のターゲットが見えてくる……つーか、明らかに西浜田の方が近いやんけ! 浜田到着後、大きい荷物をコインロッカーに放り込み、西浜田へ引き返し。

砕氷艦「しらせ」一般公開

砕氷艦しらせ(AGB5002)@浜田港 ここで「南極観測船」と書かないのはある種の意地です。

本年出発の第49次南極観測支援活動を最後に引退する砕氷艦「しらせ」(AGB5002)。現役のうちに一度は見ておきたいと思ってたので、横須賀地方総監部の一般公開に行き損なった俺としては今回の総合訓練が最後のチャンス。ちょうど14〜17日にかけて浜田港に入港、15・16日には一般公開が行われるので、せっかく西日本に来ていることでもありこの機に足を延ばすことに。我ながらスゲェ寄り道。

西浜田駅から30分近く歩いて浜田商港着。やはり自衛艦の公開だけあって、簡単ながら手荷物検査あり。全幅の大きいグラマラスな船体、砕氷艦特有の船首形状、マスト上の上部操舵所、ログペリはじめ屹立する各種アンテナ、ヘリ発着艦管制室上の気象観測レドーム……いかん、萌え死ぬw

1時間半ほど巨大砕氷艦の姿を堪能し、お名残惜しく思いつつ、次なるターゲット目指し移動開始。

KDD浜田国際中継所跡

KDD浜田 19m×2 別に「しらせ」のためだけに浜田へ来たわけではなく、以前から気になっっていたもう一つのネタを合わせて攻略することに。西浜田駅付近の車窓からも見えていた、山腹のパラボラアンテナ目指して山登り開始。浜田港から1時間強で到着。

かつてKDDが韓国との間の国際回線を中継する目的で設けた施設。水平線の向こうへ電波を飛ばす必要があるため、対流圏散乱波通信を採用。ディッシュも完全に真横向きです。もちろん、国際通信は光ファイバー海底線が主役の時代、2基の19mも既に使用されておりません。

山の中、しかも稼動していないとあっては、接近してもかえって見え辛い罠。2基がそこそこよく見えるアングルを探すだけで一苦労。なにはともあれ、久々のパラボラ新ネタです。

また1時間歩いて浜田駅に戻り、高速バスで広島へ出て、広島駅近くに投宿。

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ぴ〜か〜ぶ〜 [ 浜田市出身です。KDD浜田中継所はかつて韓国経由で中国とも継がる唯一の拠点でありました。この中継所のためにわざわざ..]


2007-09-17 [Mon]

一昨日まで種子島にいたとは以下略

今回のオプショナルツアー、別に広島で特別用事があるわけでも無いですが、折角来たのだからと貧乏性な発想で、帰りの飛行機は夕方発。広島空港への移動時間を考慮しても15時頃までフリー。天気が良ければ宮島(というか、JR宮島航路)にでも行こうかとも考えたのですが、またもパッとしない天候(実際、一時的に大降りに)なうえ、寄り道が過ぎて資金ショート気味なもので、ベタながら平和記念資料館へでも。中学校の修学旅行以来やね。

3連休に加え雨で行き場を失った人が多い所為か、いい感じに混雑しており、パネルとかいちいち全部眺めていると3時間が経過、いい時間潰しになりました(マテ。まぁ俺なぞの余計な注釈よりも、実際に見て感じて各自で考えて欲しいところ。売店に「夕凪の街 桜の国」がしっかり置いてあったのでついつい所望してしまいました。

午後には天候も回復したので、原爆ドームを写真に収めるなど更に時間を潰し、15時過ぎに広島駅に戻り、白市経由で広島空港へ。ANA 684便、スターアライアンスカラーのB777-281(JA712A)に搭乗、今度こそ帰京。

ミッションコンプリート

H-IIA F13をメインに「しらせ」とパラボラのオプションまでこなした6日間のツアー、無事に完遂。F9以来3勝2敗と、何とか勝ち越しに持ち込みました。この調子でF14も見に行けるといいなぁ。

ところで今回、服装にちとネタを仕込んで赴いたのですが、誰もツッコんでくれませんでした。「とりあえず目立たない」の称号が与えられますか俺。


2007-09-24 [Mon]

東京とびもの学会

種子島行などという大きなイベントが終わった途端に日記更新が途絶えてますが。

9月2度目の3連休最終日、航空宇宙オンリーイベント「東京とびもの学会」のために蒲田へ。もちろん、紙媒体に進出していない俺は一般参加ですが、話のタネにとH-IIA F12・F13の写真を持参して行ったのは正解。「種子島ロケット打ち上げ観測マップ」作成企画に飛び入りで参加させて頂きました。しかし先日俺がF13を見送った上里のポイントって意外と知られていないものですなぁ。思いっ切り道端なもので、気付かずスルーしちまうんでしょうか。と言うわけで、次回以降の打ち上げ観戦の際には是非とも俺様の情報を参考にして下され皆様。

狭いジャンルのイベントなもので、各サークルや一般参加の方々と共通の話題で盛り上がれるのはいいものですな。とりあえず目立たないなりたですが、今後もこのようなイベントでお会いした際にはよろしゅうに。


2007-09-30 [Sun]

ロケットまつり18

小雨模様のなか、またまた行ってまいりましたロフトプラスワン。イベント前の腹ごしらえはもちろん松屋のカレーです(ぉ

今回のゲストは「日本で一番多く人工衛星を設計した男」元NECの小野英男さん。プロフィールを見たら……ぐっはあ、大先輩ぢゃないですか。俺、絶対頭上がりまへん。林さんや垣見さんに負けず劣らず個性あるお方で、ということは、まぁいろいろと話が脱線するわけですよ。「予定していた話まで全然達しなかった」そうで、またのご登場に期待。もちろん俺も見に来ますよ。

んで、終了後もしつこくネバっていたところで松浦さんから「はやぶさ2」情報が。無論、厳しい情勢であることは皆様ご存知でしょうが、今年11月に策定されるJAXA次期中期計画に盛り込まれるかどうかが勝負の分かれ目とのこと。いずれL/Dにも掲載されるでしょうが、内閣府およびJAXAに我らの熱き声を送らねば。