2005-09-01 [Thu]
■ 二百十日
仕事で品川へ出掛けたら、駅でJR東海がクリアファイルを配布していました。東海地震に際して警戒警報が発令されたときの注意とかが記載されたもの。なぜにクリアファイル?という気もしますが、なるほど確かに紙のパンフレットよりは受け取ってもらえるかも。
そういや今日は「防災の日」なのでした。わたしゃてっきり「大韓航空機撃墜事件の日」かと思ってましたよ(マテ)。
2005-09-02 [Fri]
■ ムーンライトながら
今夏の18きっぷも1日分を残すのみ。目一杯活用するべく、夜行で西を目指し出発です。どこを目指すかは、いつぞや予告済みですので。目的地まで途中下車なしで乗り継ぎ通しというのも、かなり無意味で無駄っぽいですが。
2005-09-03 [Sat]
■ ゴールデンルート
「ながら」は自由席化される小田原から超満員。東京から小田原までの指定席券(という名の着席券)を確保できた俺は勝ち組なわけですが、9号車なので名古屋で引っ越す必要が。名古屋でかなりの下車があったものの、6両に短縮されたうえに7号車以降からの移乗客が加わった車内は相変わらず混雑、今度は大垣まで立ち通しです。大垣以西もタイトな乗り継ぎの続くゴールデンルートゆえ、着席と立席を繰り返すはめになるのか。
幸い、大垣・米原ともスムーズに乗り換えられ座席をげっちゅできましたが、次の難関は姫路〜岡山間。この区間、着席できた経験のほうが少ないんだよなぁ俺。
……と思ったら、米原からの新快速3213M(12連)の後部8両が姫路からそのまま臨時9313Mとなって岡山まで直通するというオチ。姫路での乗換えを考慮して後ろ寄り車両に座ったのは正解。これで岡山までは(名古屋〜大垣間を除いて)勝ち組決定。それにしても、ほとんど収入の足しにならないであろう18きっぷ客のために8連もの臨時列車を仕立てるとは太っ腹ですなぁ。直前に定期列車(1313M)が走っているから、途中での乗降も少なく快適なものです。
■ ゴールデンルート(2)
岡山での2分乗り換えをこなして下関行5355Mの座席を確保。昼食を掻き込む暇もありゃしませんが、こんなこともあろうかと出発前に携行糧食を十分に用意しておいたので無問題。食糧調達とかの時間が欲しい場合、岡山を後から起つ快速を使えば笠岡で追い付くことができますが、5355Mに座れなくても知りませんので。効率良い乗り継ぎで勝ち組になるためには、事前の準備も大切です。
広島で呉線快速5640Mに乗り換え(5355Mも5640Mも海田市を通過するので、広島まで行く必要がある)。103系3連じゃさすがに座れませんが。15時ジャスト、呉到着。あー長かった。
■ 大和ミュージアム
東京から15時間かけ、やってまいりました呉へ。お目当てはもちろん「大和ミュージアム」。ちと遅い時間になってしまいましたが、できるだけネバって堪能することとしませう。週末だけに、15時を過ぎても結構な賑わいよう。
当初予定では2時間程度と見積もっていましたが、映像展示などをじっくり見てたりするとすぐに時間が経ってしまいます。結局、館内展示のみで2時間を超え、屋外展示を含めると3時間近くかかる羽目に。気合を入れて見ると、軽く半日は過ぎてしまいますな。と言うわけで、是非とも訪問をお勧めしますが、くれぐれも時間には余裕を持って。
だいぶ日も傾いてきたので18時前に離脱、駅近くに投宿。
2005-09-04 [Sun]
■ アレイからすこじま
本日は一日呉観光。もちろんターゲットは旧軍・自衛隊関連。日曜なので海保資料館がクローズなのは残念ですが。
まずは潜水艦桟橋近くの公園「アレイからすこじま」から護衛艦・潜水艦を見物。ちょうど音響測定艦の入港が見られるなど、幸先が良いです。
■ 護衛艦一般公開
海自呉地方総監部では日曜毎に自衛艦の一般公開を行っているので、もちろん見ておきます。本日の公開艦は練習艦「しまゆき(TV3513)」。もっとも、アッバーデッキ上をぐるりと見て回る程度なので、30分ほどで終了。まぁ不特定多数に狭い艦内をウロウロさせるわけにもいかないでしょうから止む無しか。
公開艦の周辺から見える範囲なら写真撮影もお咎めなしなので、係留中の護衛艦をせっせと記録しておきます。結構多く繋がれていましたよ、「やまゆき」「まつゆき」「せとゆき」「ひえい」「うみぎり」「いなずま」と。これだけ多く係留されていることも珍しいとか。
帰りのバスの中から、総監部内に10m程のパラボラアンテナを4基見つける。多分スーパーバード用でしょう。
■ 旧海軍兵学校
午後は船で江田島へ。江田島と言えば旧海軍兵学校、現・海自第1術科学校です。雨になっちまいましたけど。
現役バリバリの自衛隊学校ゆえ「自由に見学」とはまいりません。手続き後、広報担当者の案内で他の見学者ともども団体行動です。見学者の平均年齢、かなり高そうですが(苦笑)。内部を見られるのは大講堂と教育参考館の2つ。教育参考館内は例によって撮影禁止なので注意。真珠湾攻撃時の甲標的も見られます。
案内の方の説明はなかなか面白い。さすが海自の中の人、声もよく通ります。個人的には団体行動は性に合わないのですが、あの解説を聞けるのならば団体見学も良いかな。
見学時間は約1時間半。あまりゆっくりと見て回れないのが惜しい。もちろん行ってみる価値はありますが、呉から船・バスで訪れようとすると半日仕事となってしまうので、スケジュールは事前に十分検討するように。特に、小月から乗るべきバス(山田、大柿高校、深江行)を間違えないように。事実、帰りの小月港で、乗るべきバスを尋ねているうちに乗り遅れてしまった人を見かけたぞ。
2005-09-10 [Sat]
■ 水沢
本日は、岩手・水沢まで日帰りで。中途半端に遠いので、新幹線を奢らねば。18きっぷで日帰りできる野辺山と比べると、コストパフォーマンスが10倍も違ってしまいますが。
駅を出たところで、なかなかナイスな物件を発見。さすが天文台の街、郵便ポストもパラボラだ。
■ 国立天文台水沢 特別公開
水沢と言えば緯度観測所、もといNAO水沢観測所。で、本日は年1度の特別公開。昨年6月の公開時は訪問が遅過ぎてパラボラしか見なかったので、少しは他のところも見ておかねば。パラボラもおそらくアンテナ内部見学とかあるだろうし、早めに行ってイベントスケジュールを確認すべし。
VERA 20mアンテナは、予想どおり大部分の時間に内部見学ツアーが組まれており、もちろん参加しましたが、これは昨年も見ているので新鮮味は無し。それよりも、短時間ながら駆動実演が行われたので、20m鏡面を拝むことに成功したのが収穫でしょう。VERA用アンテナは2ビーム受信機を収めた径の大きいセンターフィドームが外観上の特徴なので、これを記録しないことには話になりませぬ。はるばる来た甲斐があったぜ、金掛かったけど。
当初の目論見では、パラボラと木村記念館を見ておけば長居することもないかと思ってましたが、記念館内に展示されている古い望遠鏡やら地震計やらを写真に収めたり、「Z項」について意味も良く分からないまま解説を眺めたりするうち、気が付けば15時半。い、いつの間に……。
そういや、水沢観測所のレポートは未だ旧サイトに放置しっ放しです。今回のを反映させ、大幅に加筆修正と写真差し替えを行ったうえで移転せねば。
2005-09-11 [Sun]
■ 宇宙航空研究開発機構 内之浦宇宙空間観測所
昨年訪問時から1年も経過してしまいましたが、ようやっと内之浦のレポートを公開しました。写真とレポートだけならもっと早く公開できたでしょうが、内之浦にもおもしろおかしいエピソードがあるうえに「おおすみ」にも触れる必要があるなど、テキスト構成にかなり頭を悩ませる羽目に。おかげさまで、テキスト量も過去最高です。
ところで、参考文献に「まんがサイエンスIV」を挙げておくべきだったでしょうか?
2005-09-16 [Fri]
■ 浜松町
仕事の関係上、浜松町が第2の職場となりつつある今日この頃。浜松町と言えば、綱島・西相模と並んでJR東海の周波数変換変電所があるところ。昼休みにちょいと覗いて見ると、まだ残ってました、「日本国有鉄道」のプレートが。
2005-09-18 [Sun]
■ 戦うコンピュータ 軍事分野で進行中のIT革命とRMA
世の中には、ジャンル分けの微妙な本があるもので、書店で探すのに苦労させられることがたまにあります。例えば私のよく利用する某大型書店では、サイモン・シンの「暗号解読 〜ロゼッタストーンから量子暗号まで〜」が古代史のコーナーに置かれていた所為で見つけられず、結局他所の書店で買う羽目になったことがあります。井上孝司氏の新刊も、コンピュータ関連なのか軍事関連なのか微妙なところ。こういう本はネット書店でサクッと検索して注文するに限ります。IT革命万歳。
本書は、「テクニカルライター」のみならず「軍事研究家」とも名乗っている井上氏のまさに得意とする切り口、第二次大戦からイラク戦争に至るまで、ITの進化がもたらした軍事革命(RMA : Revolution of Military Affairs)の流れを追ったものです。軍ヲタに限らず、一般にも受けそうな話題が随所に散りばめられており(ナバホ・コードトーカーとか)、好感が持てます。「Mk.1アイボール」には不覚にも吹き出してしまいました私。
そういや、井上氏は以前「自著に載せる写真は可能な限り自分で撮影する」と言ってましたが、本書においても、エニグマ暗号機や象のオリといったお馴染みのモノに加えて、九一式徹甲弾やら4式射爆照準器などの新ネタが登場しています。なるほど、大和ミュージアムへ行ったのも、本書の布石だったわけですね。
2005-09-23 [Fri]
■ 今日って何曜?祝日?
いやマジで、週の中3日が平日というカレンダーだと曜日感覚がおかしくなってしまうもので、昨日なぞは井上孝司氏の「今週の軍事関連ユース」が更新されないのをいぶかしく思ってしまったほど。道理で、ノー残業デー(金曜)だからと会社を追い出されなかったわけだよ。
で、今日は秋葉原へ出掛けたら、中央通りの歩行者天国に一瞬焦ってしまったり。休みであることは分かっていても「国民の祝日」という概念が意識からスッポリ抜け落ちてました。そろそろ記憶障害を心配せにゃいかんかも知れませんな俺。
● ただただし [うわー、これは欲しいな! >ポスト]