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なりたま通信所業務日誌


2010-07-03 [Sat]

今日の 115 系

東トタM1編成@甲府〜竜王間 本日は、豊田車両センターおよび長野総合車両センターの 115 系でも撮っておこうかと、中央本線方面へ。撮影場所をいろいろ検討した結果、結局甲府まで来てしまった。駅から 30 分程歩いて、竜王との間にある荒川橋梁へ。標準でもいけるかと思ったら、線路脇のケーブルが少々邪魔。ケーブルの垂れ下がった箇所を狙おうとすると、結局望遠撮影するしかない罠。

スカ色を 3 本、長野色を 1 本撮ったところで、雨が降り始めて撮影中断。今回は三脚を用意していないので、傘を差してカメラを構えるのも厳しいしなぁ。結局、実質 1 時間で撤収。いったい俺は何しに来たんだ ? 最低限の成果は挙げられたので、全く無意味だったわけではありませんが。


2010-07-10 [Sat]

今日の長電 2000 系

2000系D編成@夜間瀬川橋梁 さて本日は、JR 東からの 253 系譲渡により死亡フラグの立った長野電鉄 2000 系を捕捉するべく、長野へ。現状、朝夕の B 特急運用のみなので、昼食に高崎で登利平の唐揚弁当を調達して午後から現地入り。

というわけでやって来ました、長電の定番撮影地、夜間瀬川橋梁。信濃竹原の駅から徒歩数分という近さがありがたい。どちらかというと 50mm (75mm 相当) 程度の短望遠が良さげではありますが、18-200mm で試してみると橋桁に歪曲収差が出てしまっていたため、35mm (52.5mm 相当) の単焦点で勝負。なんか学生の頃の撮り鉄スタイルを思い出すなぁ。

本命の 2000 系撮影後はそそくさと撤収し、折り返しの B 特急で長野へ。「撮り」と「乗り」の両方をこなせたわけですから、鉄活動としては完璧。もっとも、長電全体をターゲットとして考えると、ちょうど良い時間帯に列車が無かったために止むを得ないとはいえ、存続問題の浮上する屋代線に乗れなかったのが心残り。来月あたり、もう一度行っとくか ?


2010-07-17 [Sat]

今日の成田スカイアクセス

成田湯川にて 本日は、成田スカイアクセス線の開業日。激込み必至の初日に乗りに行くのもどうかと思うけど、完乗記録の維持のためにもとっとと乗っておきたいというのもあるわけで。

ただ乗るだけというのもアンマリなので、成田湯川で一旦下りて、新型スカイライナーの駅撮りを。上りホームから下り通過線を狙うと光線的にもちょうど良く、直線なので編成写真にも好都合。ありきたりの構図に物足りなければ、出発信号の GG 現示と絡めるのもアリ。なにせ本数が多いだけに、1〜2 時間もネバればいろいろな撮り方ができるかと。ちなみに、空港方の 38 番分岐器は駅からかなり離れているので、ホームからは見られません。あしからず。

今日の 253 系

Ne-07編成@成田空港駅 本来の目的が乗り潰しだけに、成田空港まで行かないと目的を達成できません。成田湯川でひと通りの撮影の後、空港行アクセス特急に乗ると、新根古屋 (信) での交換待ちの間に、隣を 253 系が通過。そういや、団臨でラストランするんだったっけ。というわけで、空港駅到着後は駅の観察*1もそこそこに、隣の JR ホームの 253 系の撮影を。光量が少な過ぎて、たいした写真は得られませんでしたが。

程無くして 253 系は発車。すると、「ありがとー ! 長野に行っても頑張れよー !!」と叫ぶ声が。こういうアイタタな叫びって、最近のラストラン時の流行りか ? ちなみに、長野電鉄に譲渡されるのは 3 連× 2 本なので、今回のラストランの Ne-07 編成 (6連) はどう見ても長野に行きません。本当にあ (ry

*1 京成本線経由とスカイアクセス線経由で運賃が異なるため、本線列車とスカイアクセス線列車は停車位置が異なりホームも柵で分離、本線の乗場へは中間改札が設けられている。

今日の山万ユーカリが丘線

女子大〜中学校間 乗るのも撮るのもひと通りこなし、本日の主目的は達成なれど、まだ陽も高く、このまま帰るのはもったいない。というわけで、この近辺で 1、2 を争うネタ路線*1、山万ユーカリが丘線にでも久々に乗ってみようか。えっと、20 年振りだっけ。

ただ乗るだけではあっという間に終わってしまうので、ラケットループの分岐・合流部である公園と、車庫のある女子大で途中下車し、駅付近での撮影をこなしながら移動。それでも、2 時間足らずで起点のユーカリが丘へ帰投。成田湯川で駅撮りしていた時間と大差無い時間で、いち鉄道会社全線を攻略できてしまうわけですから、いかに小規模かわかるというもの。現存唯一の日本車輌製 VONA、しかもいまどき非冷房というあたりもネタ路線的にポイント高し。

訪問中、コンデジでスナップ撮影する向きは数名見かけたものの、デジ一眼構えた輩はついぞ見られず。スカイアクセス線から山万へなだれ込むというネタ的行動はほとんど見られなかったわけやね。

*1 もうひとつは、芝山鉄道。


2010-07-18 [Sun]

今日の TKSC

TKSC新展示館内 JAXA 筑波宇宙センターの新展示場が 17 日にオープンしたので、ちょいと偵察に。特別公開以外で TKSC を訪れるのは初訪問時以来じゃないか。

三連休中だし、混雑しそうだったので朝一で行ってみると、オープン直後から一般客やらツアー客やらで結構な人気。センター内施設見学ツアーも終日満員ということなので、おとなしく展示館のみの見学で。

以前の展示室があまりに「所狭し」状態だっただけに、大型衛星を広いところで見られるようになっただけでも十分なメリット。「きぼう」実物大模型は船内保管庫が結合された完成形態での展示となり、保管庫内を内側から覗くこともできます。ちなみに、明るいところで展示されるようになって初めて気付いたけど、この実物大模型は「与圧部艤装整備計画モデル」であると判明。

その隣では、与圧部込みのフルサイズでの公開が実現した HTV エンジニアリングモデルが。これがまたホントにデカい。これだけのものを搭載し打ち上げることのできる H-IIB の威力にも改めて驚かされる。

探査機に関しては、TKSC ではやはり「かぐや」が主役。今の JAXA 人気の大部分を担っているであろう「はやぶさ」は 1/2 スケールモデルのみ。まぁこちらは相模原へ実物大熱構造試験モデルを見に行くのが筋ではありますが。旧 NASDA の施設だし、JAXA 内部の事情もあるんだろうけど、新装成っても旧 ISAS 系の展示が極めて薄いのはやはり残念ではあります。

今日の藤代

取手〜藤代間にて TKSC からバスで荒川沖へ出て、午後はこれまた久々に藤代の交直デッドセクションを見物してみようと思い立つ。前回訪問したのは、地磁気観測所の一般公開の帰りだったんだよなぁ。何というネタ行動。

鉄方面の雑学ネタには必ずと言っていいほど頻出する「デッドセクション」ですが、いい加減な言説が後を絶たないネタでもあります。車上切替のメカニズムを理解していないのはもはや当たり前、「長いものでは数百 m 〜数 km にも及ぶ」などというトンデモまでも飛び出す始末。ちなみに藤代の場合、セクションの長さは直流→交流側で約 60m、交流→直流側で約 20m です。皆さん、いかに現場を見ないままネタ本頼りの知識だけで語っているかが判りますな。やはり、正しい知識を持ったうえで現場に足を運ぶことが正しい理解に繋がるというものです。

デッドセクション箇所へは容易に接近できるものの、夏場だけに雑草の勢いも強く、あまり写真向きでは無し。クソ暑いこともあり、1 時間程度で撤収。


2010-07-24 [Sat]

今日のトキ 900

トキ4837@浜松工場 今日明日と、JR 東海浜松工場の一般公開が催されるので、始発電車で出発、普通列車を乗り継いで浜松へ。

浜松工場といえば新幹線ですが、当方は新幹線電車には目もくれず、真っ先に見に行ったのが、かの迷車というか珍車というか、3 軸無蓋貨車トキ 900 だったりするのがいかにも。ええ、今回これを見に来たと言っても過言ではありませんから。2 軸車に目一杯貨物を搭載可能にするため、軸重軽減を目的として無造作に 3 軸目を追加した結果、曲線通過時の横圧等、走行抵抗が増加し「足を引っ張る」こととなった、いわば「世界の駄っ作車」であります。こんなネタ車輌、見逃すわけにいくまいて。

トキ 900 を見れば用は済んだも同然、ついでに (ぉぃ) 新幹線車輌を眺め、早めに撤収。

今日の 117 系

弁天島〜新居町間にて 浜松まで来たからには、余命幾許も無い 117 系を押さえておきたいもの。というわけで、新居町まで移動、炎天下を 15 分程歩いて第 3 浜名橋梁へ。

浜松〜豊橋間は比較的 117 系の運用が多いものの、専用で運用されているわけではないので遭遇できるかどうかは運次第。果たして、30 分程ネバっていると、上り列車に 117 系、それも旧国鉄新快速色が ! こいつが浜松で折り返してくるまで更に 1 時間ほどネバり、無事に迎撃完了。

さすがに暑さでヘバりまくりなのでとっとと撤収、豊橋から飯田線に乗り継ぎ、豊川まで移動して投宿。


2010-07-25 [Sun]

今日の 119 系

城西〜向市場間にて 昨日 117 系を撮ったことだし、本日は JR 東海のもうひとつの絶滅危惧車 119 系を撮っておこうかと。当然、撮影地は飯田線となるわけで、検討の結果、城西〜向市場間の第 6 水窪川橋梁へ。途中、中部天竜での停車時間を利用して佐久間周波数変換所を眺めるオプションも。

列車ダイヤの都合上、373 系はすぐ来るものの、肝心の普通列車がなかなか来ない。昨日に続きクソ暑いので、駅に暫し退避したり、鉄橋の下の川原で涼んだり。それにしても水窪川って随分と白濁してるのな。これが常態だとすると、やはり地質的に崩壊しやすいためなのか。佐久間ダムの堆砂が激しいこととか、第 6 水窪川橋梁のような線形が生まれた理由にも通じるわけやね。

そんなこんなで、519M を予定通り捕捉。もう一本予定していた 544M は 313 系でガクーリ。

豊橋方面へ戻るのも芸が無いので、遠回りにはなるものの中央本線経由で帰宅しようとしたら、岡谷に着いてみると、山梨県内で落雷のため列車の大幅な遅れや運休が見込まれるとのこと。こりゃ戻れなくなるかも、というわけで茅野から立川まで「スーパーあずさ 36 号」でワープしようとしたら、36M も運行の見込みが立たないとか。茅野駅では、普通列車で富士見まで移動し、足止めされている先行の「あずさ 34 号」に乗るよう案内される。84M も結構な乗りようだったけど、なんとか座席を確保。ちなみに 36M は結局ウヤになったらしい。

最終的に、84M は 2 時間 11 分遅れで立川着。当方の帰宅も 2 時を過ぎてしまいましたとさ。


2010-07-29 [Thu]

ロケット打上げ、来年度より通年へ

おお、これはビッグニュース。40 年来の課題が遂に解消です。各県の漁業関係者に感謝。

ところで、H-IIA F18 の予定発表マダー ? この日じゃないか、という予想はしているんですが。


2010-07-30 [Fri]

ISAS 相模原キャンパス特別公開 (1)

どこの壁サークルかと(ry 今年の相模原の特別公開、「はやぶさ」帰還カプセルが公開されるとあっては、万難を排して見に行かねば。というわけで、年休を取得……したはいいが、諸事情により午前中は自宅待機。現地到着は 14 時過ぎ。こりゃカプセル見るだけで終わりだねぇ今日は。

気になる待機列は、会場である市立博物館から交差点を折り返して ISAS 前の歩道まで延びる勢い。1 時間半待ちとか伝えられるも、俺はむしろ「なんだその程度か」と思ってしまいました。まったく、よく訓練されてやがる。写真撮影を禁止していることもあってか、列の進み具合は案外スムーズ。結局 1 時間ほどでカプセル等とご対面。

これまでにも「はやぶさ」実物大モデルを幾度となく見ているだけに、カプセル自体の大きさは大体把握していたものの、実物を見てみると、これがまた思いのほか小さい。よくもまぁこれだけ小さいブツをピンポイントで再突入させたものよのぉ。アブレーションの跡の残るヒートシールドと、まるで新品同様のインストルメント部の対比も興味深い。

カプセル見学後、残った時間で少しだけ他の展示を見ておく。と言っても、見たのは結局はやぶさ繋がり、カプセル回収時の電波探知班のお話を少々。なんでも、大気球観測の経験からヒートシールドの落下地点を予想してヘリを飛ばしたら、ホントにその場所で発見したそうで、ヘリのパイロットが「Amazing!」と叫んだとか。

その他、各種グッズ類を確保して、本日のところは撤収。川口プロマネの講演とか、他の展示は明日に。激混みしそうだけど。


2010-07-31 [Sat]

ISAS 相模原キャンパス特別公開 (2)

IKAROSソーラーセイル1/4スペア 9 時前に ISAS に着いてみると、カプセル待機列は昨日以上の伸び、いったいどこの壁サークルかと (ry

本日午前中は川口プロマネの講演を拝聴するつもりが、早くも整理券は配布終了、やむなく会場横ロビーでモニター越しの拝聴。いやー、これまで広く語られなかった苦労話が飛び出し、帰還までの運用がいかに綱渡りであったかを改めて思い知らされました。「誤解してはならない。これらは不具合。運がよいだけ」とは、何とも重いお言葉。ちなみに、講演の後半、当方は IC レコーダーの電池切れの恐怖との闘いであったことは内緒です (ぉぃ

午後は、第 5 会場でイプシロンロケットほかロケット関係の講演を。一言で要約すれば「地燃やらせろ」。

そんなこんなで、講演以外の展示は駆け足になってしまいましたが、IKAROS のソーラーセイル FM スペアを展開状態で見られたのは大きな収穫。いや、ホントにデカいわ。宇宙空間でよくも上手く展開できてしまったものだと (ry

今回、見どころが多かったうえに初日に半日しか動けなかったこともあり、2 日でも全てを見きれませんでした。いっそ金土日の 3 日開催を……って、中の人が死にますがな。