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なりたま通信所業務日誌


2005-02-11 [Fri]

新サイト開設

皆様ごきげんよう、なりたまさひろと申します。初の国産人工衛星「おおすみ」打ち上げ成功35周年のこの日に新規サイトを開設できることを大変うれしく思います。ドメイン名・サイト名とも、ネーミングセンスはダメダメですが。

新たにレンタルサーバを契約するにあたっては、ご多分に漏れずさくらのレンタルサーバを利用する事にしました。となれば、日記ツールもtDiaryが簡単に使えるわけで、この機にtDiaryデビューと相成りました。重ねてうれしく思います。

「おおすみ」35周年

というわけで、おあつらえ向きに三連休ということもあり、いっちょ鹿児島まで出掛けてまいります。内之浦は昨年9月にも訪問してますが、そこはそれ。ネタスポット探検家としては、こういうタイミングもたまには重要なのですよ。

ANA 619便は、羽田の出発が遅れたうえに向かい風の影響で20分近く遅れて鹿児島到着。レンタカーを確保し、食料調達を済ませると、早々に内之浦目指して出発。

そういや、鹿児島空港を起点にクルマで走るのは、この1年足らずの間にはや3度目。R10への抜け道も覚えてしまったぜ。

高山町鉄道記念公園

旧大隅高山駅舎 空港から1時間半、高山町でちと休憩。

旧国鉄大隅線大隅高山駅跡が公園として整備されているのですが、駅舎は残っているものの、車両が保存されているわけでもなく、ホームも跡形もなくなって「ただの公園」でしかない。旧待合室がちょっとした展示スペースになってるっぽいですが、鍵が掛かってて入れず終い。と言うわけで、わざわざ立ち寄るほどのものではありません。

内之浦宇宙空間観測所

「おおすみ」記念碑 大隅半島は、海岸近くまで山が迫る地形ゆえ、鹿屋・高山辺りでは晴れていても国見トンネルを抜けた途端に天候逆転、なんてなこともありますが、本日は見事に快晴なので無問題。トンネル抜けて内之浦へ下る途中、前方の山上に34mと20mが見える。もう震えが止まりません。

そんなこんなで12時半過ぎ、内之浦宇宙空間観測所に到着。まずはゲートの先を少し登ったところにある記念碑に参拝。内之浦に来てこれを忘れると「日本のロケットの神様」の罰が当たります(嘘)。

かつてL-4S-5が飛び立ったところ

KSセンター 1970(昭和45)年2月11日13時25分、L-4S 5号機は内之浦の快晴の空へと飛び立ち、その第4段は日本初の人工衛星となった。KSセンター、当時のラムダロケット射場は、現在は観測用ロケット射場として今なお使われ続けています。

当時は無かった天蓋ができていますが、L-4S-5打ち上げ時の画像としてよく紹介される写真(JAXAのフォトアーカイブで探してみよう)と同アングルで狙ってみる。はたして今日の空は、35年前と同じ空だったでしょうか?

34m

34m せっかくの好天、当然パラボラもじっくり見ておかねば。

所内は各種施設が分散配置されているうえに高低差もあるので、うまく探せばいろいろなアングルで狙うことができます。所内最高地にある20mアンテナ傍から、所内最大の34mアンテナを見下ろせば、山上の巨大アンテナの向こうに水平線が見えるという絶妙なアングルが楽しめます。午後だとほとんど逆光となるのが惜しいですが。

コスモピア内之浦

Mセンターが実験中とかで見学不可だったために当初予定よりも早く見学が終わってしまい、少々早めに投宿。

内之浦で宿を取るとなると、やはりロケット関係者御用達の国民宿舎「コスモピア内之浦」でしょう。シングルルームは全室山側を向いているので、もしやと思い窓を開けてみると、位置関係上真正面とはいかないものの、左を向くと山上にパラボラ2基の姿が。オーシャンビューならぬパラボラビューだ。ごく一部の人間にウケるかも。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
ただただし (2005-02-12 [Sat] 17:35)

いい天気だったみたいで、よかったですね〜

なりた (2005-02-13 [Sun] 23:47)

いやもー、種子島が見えるぐらいの好天でしたから。<br>で、この2日後に種子島へも足を伸ばしましたが、こちらも「世界一美しいロケット射場」の名に違わぬ光景でした。