2005-02-13 [Sun]
■ 「宇宙にいちばん近い島」へ
三連休最終日は、種子島へ日帰りの後、羽田へ。慌しい一日になります。
鹿児島空港や大隅半島上空は晴れていたものの、洋上に出た途端に窓の外は雲海と化す。降下を始め、厚い雲の下に出ると、眼下は海。ふと右窓を見ると、いきなりVABが目に飛び込んできました。吉信崎沖まで南下したのか。左旋回し、東側海上から種子島空港R/W31に着陸。
■ 宇宙ヶ丘追跡所
レンタカーを手配し、種子島宇宙センター(TNSC)へ向かう。10:50頃までに着けばいいので、宇宙ヶ丘を経由して行くことにします。
宇宙ヶ丘追跡所には、増田宇宙通信所を別にすれば、TNSCおよびその周辺施設の中では最大の10mパラボラがあります。と言うわけで、種子島訪問の際には是非とも足を運びませう。
■ 種子島宇宙センター施設案内ツアー
H-IIA 7号機打ち上げ直前のTNSC。施設案内ツアーは通常は平日のみですが、2月末まで試験的に休日も実施されているので、事前に申し込んでおきました。
と言っても、打ち上げ準備真っ最中の大型ロケット射場はこの時期さすがに見学できません。こうなりゃH-II 7号機実機をじっくり見ておかねば。ぶっちゃけ、いつ廃棄処分されてもおかしくないものなので、今のうちに見て記録しておくに限ります。
■ 増田宇宙通信所
前回訪問時より多少マシとは言えまたも天候のパッとしないTNSCでしたが、中種子に戻る頃には晴れてきました。嫌がらせかい、この天気。
増田宇宙通信所(MTCS)の一般公開は平日のみなので、アンテナに接近することは諦め、施設全体を見下ろせる場所を探して右往左往してみます。うーむ、さすがに距離があるなぁ。肉眼ではそれほど気にならないけど、写真にするといまいちパッとしない。やはりMTCS訪問のために改めて種子島に来るほかないか?
■ 野木レーダーステーション
MTCSの更に北方、野木のレーダーサイトへも足を伸ばしてみましたが、期待していたパラボラは見られず。可搬型アンテナで、用のない時には引っ込めているのか? 電力棟のゲートが開いていて作業が行われていたような雰囲気だったので、使用されていないわけではなさそうですが。
■ 世界一美しいロケット射場
南種子方面も天候が回復したような雰囲気なので、未練がましくTNSCへ戻ってみる。いやー、わざわざ戻ってみて正解でした。これぞ「世界一美しいロケット射場」ですよ。ロケットの丘から吉信射点を見たときの光線状態もちょうど順光だし。
そんなわけで、公開済のレポートも写真の差し替えと加筆修整(それ以前に、当サイトへの移転)をしなくちゃなんですが、全ては H-IIA F7の成功如何によります。
■ 三度も飛行機に乗った日
種子島発最終のYS-11で鹿児島へ戻り、夕食を摂った後にA300B4-622Rの中の人となって羽田帰着。一日に三度飛行機に乗ったのは初めてだ。