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なりたま通信所業務日誌


2005-08-28 [Sun]

海上自衛隊 鹿屋航空基地史料館

遅い、ホント仕事遅過ぎる……本当なら1年前に仕上げてないといけない記事ですが、ようやく公開。ちなみに今年7月にも訪問してますが、写真は全部昨年9月のものだったりします。だって7月のときは曇ってて写真写りがイマイチだったんだもん。

そういや、私が鹿屋の史料館の存在を知ったのは「宇宙へのパスポート2」だったと記憶しています。いやホント、鹿児島の観光ガイドとしても有用な本ですな。

本: 梓特別攻撃隊 爆撃機「銀河」三千キロの航跡

梓特別攻撃隊―爆撃機「銀河」三千キロの航跡(神野 正美)

正直言うと、鹿屋航空基地史料館を訪問するまで、梓特攻隊については何も知りませんでした。鹿屋に行ったのも、どちらかと言うと「二式大艇を見たい」という動機でしたから。史料館2Fで鹿屋と二式大艇を結ぶ梓隊のことを知ったものの、昨年9月の時点ではそこでお終い(ぉぃ)。今年7月の再訪を機に梓隊について調べるうち、長峯五郎の「二式大艇空戦記」と共にこの本に行き着きました。ここら辺の文献をひと通りあたっておきたかったのが、鹿屋のレポートを仕上げるのが遅れた理由のひとつ、と言い訳しておきましょう。

奇跡的に生還した元隊員の証言や、内外の資料(米軍側の記録まで)をもとに綴られた迫真のドキュメントは、読む者を「銀河」とともにウルシー上空へと導く勢いで、戦記ファンや飛行機ファンならば読んでみて損はありません。と言うか、読め!

なおこの本、2000年の刊行ですがなぜかいまだにNF文庫になっていません。私が入手したのは初版でしたが、もしかして重版してないのか? 下手をするといつの間にか入手難になってしまうかも……と煽ってみる。