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なりたま通信所業務日誌


2009-08-12 [Wed]

U ターン開始

旧盆に合わせての帰省は今日あたりから始まるわけですが、俺はそれに逆らうように一足速く U ターン開始。理由は察してください。

U ターンもただ戻るだけでは芸が無い。往きの途中の岡山立ち寄りが 1 日しかなかったのをフォローすべく、再度途中下車。前回は県北部でしたが、今回は県西部を攻略する方向で。

美星スペースガードセンター

美星スペースガードセンター 前回上斎原スペースガードセンター (の展示室) を攻略した以上、美星スペースガードセンターの方も攻略しておかないと何とも寝覚めが悪い。というわけで、レンタカーで先ず目指すは井原市美星町。

レーダーでデブリ監視に特化した上斎原とは対照的に、光学望遠鏡を用い、デブリのほか地球近傍小惑星の観測を専門とした施設です。観測施設自体は当然非公開ですが、すぐ傍に小さな展示室が設けられ、無料で公開。シャトルで回収された SFU の、デブリ痕の付いたアクセスパネルの展示が地味に見もの。あと、パネル展示の中の「デブリを発生させないための技術」に関する記述に苦笑。

1996 年 8 月に、H-II ロケットにより打上げられた地球観測プラットフォーム技術衛星「みどり」の、衛星分離機構は、作動時に破片等を放出しないよう考慮されています。搭載されているすべての分離・展開機構は、ボルトキャッチャー又は切断後のワイヤを保持する機構を持っていて、分離・展開により放出されるものはありません。

その「みどり」自体が打上げ後半年で巨大なデブリと化したことはスルーなのかと (ry

隣接する美星天文台もついでに (ヒデェ) 見学。

海上保安庁 美星水路観測所 (跡)

海保美星水路観測所跡 美星といえば、海上保安庁第六管区海上保安本部の美星水路観測所が置かれていたところですが、2008 年 4 月をもって閉所してしまいました。あぁ、貴重なネタスポットが……

とはいえ、施設自体は残っていないかと旧美星町内をウロウロしてみて、なんとか発見に成功。大きな天体観測ドームを 2 基有する、そこら辺の天文台よりも立派な施設。いやはや、現役時代に見学しておきたかったものだよ。

この後、2 ヶ所ほどダム (またかよ) を見つつ新見までクルマを走らせて投宿。