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なりたま通信所業務日誌


2009-12-19 [Sat]

標準レンズ一本勝負

天矢場〜茂木間 俺の D90 には 18-200mm (35mm 判で 27-300mm 相当) の高倍率ズームレンズを常用しているわけですが、ふと思い立って、銀塩一眼時代に F4S と併せて導入した AiAF Nikkor 35mm F2D (D90 で使用すると 52.5mm 相当) を装着して「標準レンズ 1 本でどれだけ撮れるか」を試してみたくなったり。学生の頃は 50mm レンズ 1 本のみでひと通りの撮り鉄をやってきていただけに「何とかなる」のは十分判っていますが、ズームレンズで横着しまくっている最近の我が身に「脚で動いて構図を決める」往年の感覚が取り戻せるかどうか。

というわけで、「最近乗っていない近場」として関東鉄道常総線〜真岡鐵道へと突撃。いやーカメラが軽い軽い。SWM 非内蔵の旧いレンズだけに、AF 動作させると本体内モータが唸るはピントリングがクルクル回るはと「いまどきのデジタル一眼レフ」とはとても思えない動作がナイスw

俺の場合「乗り鉄メイン、駅撮りを少々」が基本スタンスなので、特に走り撮影をするつもりもなく、また列車ダイヤも特に調べず適当に乗っていましたが、茂木に着いてみると「SL もおか」が停車中、約 1 時間後に上りが発車するとあって、せっかくなので近くで走り撮影でもと方針転換。隣の天矢場との間の上り勾配、既に何人も三脚を据えている傍で良さげなポイントを見つけましたが、一眼レフに単焦点標準などという機材構成は当然ながら俺一人。

まぁ、「標準レンズで画になる構図」を考えて自分の脚で動く労力を厭わなければ何とかなるものです。「写真は脚 (と頭) で撮れ」という、かつての経験から得た写真の格言は健在なり。もっとも、駅撮りで引きが欲しい時に後ろに下がるのを面倒くさく感じてしまうことが多々あったのは、やはり横着癖が身に付いてしまった所為なんだろうな。