トップ «前の日記(2010-02-10 [Wed]) 最新 次の日記(2010-02-20 [Sat])» 編集

なりたま通信所業務日誌


2010-02-14 [Sun]

D5000 を使ってみて改めて D90 を評価する

この週末は天候イマイチで寒かったのと、土曜の夜遅くまで PC のパーツ換装に明け暮れて早起きできなかったこともあって、「週末毎に (以下略)」は中止。まぁ、狙うべきトコロは今ごろ阿鼻叫喚の状況だろうし、そろそろ潮時。やるとしてもあと一回くらいか。

さて、Nikon D5000 を導入して 1 ヶ月、撮り鉄以外の用途にほとんど使っていないので偏った使用感ですが、ここらで雑感なぞ。

  • ニコンのエントリーモデル一眼に共通する仕様で、AF-C モードでもレリーズ優先でなくフォーカス優先であるのは大いに違和感あり。鉄道や飛行機など「動きモノ」を撮る際にレリーズのタイミングを外したり、最悪の場合全く撮れない恐れもあるので、確実を期すならば MF で置きピンするほかなし。
  • その MF、ファインダー倍率の小さい D5000 ではフォーカスエイド無しではかなりしんどい。基本的に AF で使うカメラであり、AF モータ非内蔵の AF-D レンズとの組み合わせは非常手段と考えたほうがよい。
  • ボディが小型である分、右手のグリップ感が若干劣る。マルチセレクターが親指の付け根近くに位置することとなるので操作し辛い。
  • バッテリーが小型小容量であるのに加え、バッテリー残量インジケータが目盛 3 段階のみ (D90 では目盛 5 段階、パーセント表示可能) なので、予備バッテリーが無いと何かと不安。
  • 静音モードや自動歪み補正など、D90 に無い機能は羨ましい。特に、D90 はおろか D300 ですら内蔵していない「インターバルタイマーの人」をこのクラスに搭載するとは、何考えてるんだニコン。

総じて、AF + シーンモードあるいはプログラム AE を用いて、フルオートでバリバリ撮る分には十分な性能と思います。ただし、ある程度一眼レフを扱い慣れた者からすると、マニュアル設定可能な項目の少ないことや、レリーズ優先でない AF-C のような「余計なお世話」な設計思想に困惑させられることも。この点、D5000 を弄ってみてむしろ D90 の評価が上がることになったり。スペック差が小さいこともあって D5000 発表当時は「D90 買っちゃった人涙目」てな言われ方もされたりしましたが、なかなかどうして、D90 もよくできたモデルですよ。D90 と D5000 のどちらが買いかと問われれば、個人的には D90 をプッシュします。特に撮り鉄用途であれば*1

*1 もちろん、理想を言えば D300S ですが、それは言わない約束。

本日のツッコミ(全2件) [ツッコミを入れる]
Zorac (2010-02-20 [Sat] 14:12)

通りすがりものです。<br>現在D300を所有しておりサブにD5000を検討していて、情報を集めていた所こちらに辿り着きました。<br>文中、D300にインターバルタイマー機能が無いと書かれていますが、D300に同機能は付加されておりますのでその点ツッコませて頂きます。

なりたまさひろ (2010-02-21 [Sun] 00:02)

ありゃ、そうでしたか。てっきり MC-36 を使用しないとダメなのかと思い込んでおりました。取説は PDF で公開されているので、あらかじめ確認すべきでしたね。本文訂正しときます。