2005-06-12 [Sun]
■ 天気悪ッ
明けて12日、朝から天候ぐずつき気味。いくら天候は選べないとはいえ、梅雨から逃げるつもりで北海道まで来た意味が無いぞ。
■ 塩狩峠
本日は最終的に名寄まで行く予定ですが、まず塩狩で途中下車。旭川〜名寄間の乗車券では下車前途無効ですが、昨日帯広駅で名寄まで買ってあるので、こういう芸当も可能。もっとも、塩狩で降りたの俺だけだったけど。
三浦綾子の小説で有名な塩狩峠のピークにある塩狩駅周辺は、小説のモデルとなった長野政雄氏の碑と「塩狩峠」の標柱、旭川にあった三浦夫妻の旧宅を移築復元した「塩狩峠記念館」、温泉旅館兼ユースホステル、以上。国道に出ればコンビニはあるし、車の通行もそこそこあるものの、駅周辺はいたって静か。列車本数が少ないこともあり「プチ秘境駅」な雰囲気。
途中下車したはいいが、次の名寄行まで4時間もあるぞ。駅付近で「スーパー宗谷」の走りを撮ったり、記念館を覗いて涙腺を緩めたりしつつ時間を潰す。さすがに温泉に入る余裕はなかったけど。で、駅利用者は、旭川方面への乗車客が約1名いた他は、結局俺一人だけ。やっぱりプチ秘境駅だ。
■ 名寄のキマロキ
列車が名寄駅に着く直前、右側車窓に静態保存の蒸気機関車が見える。こいつが最終目的物件。駅から徒歩15分程、小雨を突いて見に行く。
以前は名寄公園に保存されていたものが「北国博物館」開館とともに旧名寄本線跡に移転展示されたもの。蒸機時代の雪かき車は小樽の交通記念館でも見られますが、機関車+マックレー車+ロータリー車+機関車から成る「キマロキ」(今で言う「特殊排雪列車」)の編成で保存されているのは名寄だけ。見ると、マックレー車とロータリー車がピン・リンクで連結されていましたが、実際のキマロキではマックレー車とロータリー車は別列車で運転されていたと思います。
折角なので北国博物館にも入ってみると、キマロキに関する簡単なパンフレットを貰えた。やはり覗いてみるものだ。博物館内にはキマロキ関係の展示は皆無ですが。
■ 雨男か俺は
名寄は傘が無くても困らない程度だったけど、再び塩狩峠を越えて旭川へ戻ると、大雨。駅前の空港行バス乗り場へ移動するだけで濡れ鼠に。
大雨のなか離陸した旭川発羽田行最終のJAL1114便は、またまたJASカラーながら今度はA300B4-622R(JA015D)。羽田に着いたときに雨降ってなくてホッとする。実は傘を持って行かなかったうえに現地調達もしなかったのだ今回は。
さぁ、明日からまた希薄な日常に逆戻りだよチクショー。