2005-12-08 [Thu]
■ 「はやぶさ」は生きている
昨日の話題なのにリアクションが遅くてアレですが、昨日付のJAXA発表および毎度お馴染み松浦晋也のL/Dによれば、「はやぶさ」のトラブルは想像以上に深刻なようで。弾丸が発射されなかった可能性が高いことがここにきて判るとは、関係者ならずとも残念でなりませぬ。その一方で、発射されたことを示唆するテレメトリデータもあるらしく、こういうのはホント判断に苦しみます。全ての謎を明らかにするためにも、無事に帰還してほしいものです。
JAXAのサイトでも「重傷」という表現が出てくるまでに満身創痍の「はやぶさ」ですが、恐るべきは、そのまま死に絶えてもおかしくない探査機を何とか生き長らえさせようとする関係者の執念。あの1ビット通信から、(イオンエンジンチームの提案だという)中和機を用いての姿勢回復の試みなど、シビレる話であります。やはり「奇跡は起こすもの」ですなぁ。
そういや、多忙で観る暇が無かった&録画したのを忘れていた、30日放送の「クローズアップ現代」を今頃になって観ましたが、タイトルが「『はやぶさ』は舞い降りた」って……俺トコのをパクッたのか、誰しも考えることは同じなのか。
■ 打ち上げラッシュ
「はやぶさ」も大事だけど、他のミッションも忘れちゃイカン。年明け早々の1月19日はH-IIA 8号機によるALOS打ち上げ、2月は15日予定のH-IIA 9号機でのMTSAT-2に18日予定のM-V 8号機でのASTRO-Fと、昨年の憂さを晴らすかのような打ち上げラッシュです。特に2月は実施日が近いだけに、種子島から内之浦へとハシゴする勇者様も現れるに違いない。
しがないサラリーマンな俺としては、H-IIA F8のときは社外研修の真っ最中でサボるわけにもいかず、ロケット打ち上げは当初予定の通りに実施されないのが世の常であることを考えると、会社休んでまで2月の2件をハシゴするのもリスクが大きいというもの。行けるのはやはり週末に実施されるM-V-8だろうなぁ。金曜の最終の飛行機で鹿児島へ飛び、闇のなかレンタカーを駆って24時ごろ内之浦到着、という行動が今から目に浮かぶようであります。ちょうど超割/バーゲンフェアの期間で、只今先行予約受付中(しかも今日が受付締切)という絶妙過ぎるタイミングだったので、後先のことも考えず申し込んでおきました。