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なりたま通信所業務日誌


2006-05-14 [Sun]

土佐北川駅

土佐北川にて 雨は上がったものの雲が低くたちこめパッとしない天気でしたが、土佐北川に着く頃から晴れてきました。よしよし。

土佐北川は、穴内川に架かるワーレントラス橋の上に島式1面2線を有する珍駅。現在工事中で、大杉寄りがシートで覆われていたのが画的に惜しいですが。駅周辺には数軒ながら民家もあり、国道もすぐ傍を通っているので秘境度は低いですが、ホームから下を見下ろせば穴内川、上を見上げれば山上に風力発電風車と、景観は悪くない。小一時間ほど珍駅を堪能の後、次へ向かいます。

繁藤駅

繁藤災害慰霊塔 土佐北川から2駅、繁藤で本日2度目の途中下車。ここも別に秘境駅というわけではありませんが、JR四国最高所の駅であるということの他、繁藤災害の慰霊碑を見ておきたいと思ったためです。

1972(昭和47)年7月5日、集中豪雨により駅背後の追廻山が崩壊、土石流が駅停車中の貨物列車を穴内川に突き落とし、60名の犠牲者を出した繁藤災害の慰霊碑は、駅から大杉方面へ国道を10分弱歩いたところにあります。災害の起きた場所とは離れていますが、慰霊祭を行うほどの広いスペースは駅傍に無いので止む無しか。

ダイヤの都合上、繁藤での空き時間が3時間強もあったのですが、慰霊碑に足を運んだり、更に角茂谷寄りのところにある、土讃線ではそこそこ知られた撮影スポットで撮り鉄やらかすなど、あまり退屈はしないで済んだぜ。

新改駅

新改にて 土讃線秘境駅巡りのトリを務めるのは、もちろん新改。ここでも2時間程の空き時間があるので、折返し線の車止めまで歩いてみたり、本線と駅への引上げ線を俯瞰する角度から撮り鉄などして過ごします。

治山工事か何かで重機が唸りを上げているのが興醒めですが、この付近も集中豪雨で路盤が流され長期不通となる事態が近年にもあっただけに、安定運行確保のためには止むを得ないか。列車が走れなくては秘境駅もへったくれもありゃしない。

新改から高知行ワンマン気動車に乗り込んだのは、当然ながら唯一人。そういや今日乗った車両ってキハ32ばっかだな。

日章の飛行場

YS-11A-500(JA8766) 高知駅着後、すぐに駅前からバスに飛び乗り、日章飛行場もとい高知龍馬空港へ。17時過ぎまでに空港に着けば、福岡から来るYS-11の撮影ができます。

空港ビルの送迎デッキは、エプロン側はフェンスが高く撮影し辛いのですが、側面側はフェンスが無く、R/W32へのアプローチを超望遠で狙えます。テレコン持ってきて正解だったぜ。ちなみに飛来してきたのはJA8766でした。

この後、飛行機で羽田へ帰着。ただし、なぜか福岡を経由していますが。理由は言わずもがな。