2006-05-29 [Mon]
■ 脳内偵察乙彼
世の中には、どっかで聞きかじったりググって見かけただけの知識をいかにも「通」っぽく述べたがる「知ったか君」が少なからず居るものです。大抵は文体が稚拙だったり要約が中途半端だったりで、斯様な知ったかネタに読む価値なぞ皆無なのですが、久々に強烈なネタを見つけてしまいました。
中身を引用する気なぞ毛頭無いので内容は各自で確認していただくとして、御存知、姉沼通信所の「象のオリ」をネタにしたものです。通信傍受施設だというのに「レーダー」というまるで別物の見出し語が気になりますが、そんなのは瑣末な問題、読めば読むほど素敵なネタに目眩がいたします。 「Echelon」「エシュロン」と標記に統一性が無いのも、複数のソースを丸写しして内容の信頼性を確保しようとする努力の賜物と推察いたします。
Winnyという「流行りモノ」で流出したとかいう、エシュロンの核心に迫る重大情報に触れた(と自称する)氏は、わざわざ「象のオリ」の偵察を決行します。物理的に潜入するだけでどうやって裏が取れるのか謎ですが、とにかく妙に詳しい道案内で我々を姉沼湖畔へと誘います。まるで井上孝司氏の取材メモを見ているかのようです。
そして最後には驚愕の記述が。件の道案内に従ったならば、姉沼や小川原湖の湖上を渡らない限り「象のオリ」に潜入することは不可能なはずですが、なんとクルマで潜入しちゃってます。どうやら水陸両用車だったらしいです。
はじめまして。<br>これは杉原浩司氏の「Toughbook はパソコン兵器」に匹敵する、超絶モノの電波ですね。「制服を入手」「偽造 ID カード」と堂々と書いちゃうあたりからして、もう…
おぉ、井上さんではないですか、はじめまして。<br>「見たまま」「聞いたまま」「読んだまま」だけの情報から、あれだけの「脳内スパイ大作戦」を描けるというのは、ある意味才能ですな、凄まじくイタいですけど。
こんにちは。この件を私の mixi 日記で紹介したら、バカウケしています (もちろん、笑いものという意味で)。どうせなら、潜入して捕まるところまで書いてくれれば面白かったのに…