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なりたま通信所業務日誌


2006-09-09 [Sat]

鹿児島

何とか寝坊もせず6時過ぎに羽田空港着、余裕を持って鹿児島行ANA 619便に間に合いました。それにしても、例の予定が発表された時には超割の申込期限を過ぎていたはずなのに、なぜ俺は超割チケットを持っているのでしょうか?

鹿児島空港到着後はいったん外へ出て、行きがけの駄賃とばかりにYS-11の撮影を狙いますが、福岡からの到着が遅れ、10時半になっちまいやがりました。大慌てでセキュリティチェックを通過し、種子島行JAC 3765便に飛び乗ります。

種子島

種子島空港にて(JA847C) 鹿児島空港では到着直後に大降りになるなど不安定な天候だったのが、種子島に着いてみると、雲は多いものの見事に晴れ。昨日の天気予報は何だったんだ。

種子島空港も、エプロンに警察のヘリ(なぜか熊本県警)が駐機していたり、制服警官が警備に立つなど、ローカル空港にしてはちょいとばかり重い雰囲気。まぁこの辺は、自分の目的が目的だけに余計にそう感じるのでしょうが。

種子島宇宙センター

吉信第1射点 空港で手配済みのレンタカーを受け取り、先ずはやはりTNSCへ。

13時前に宇宙科学技術館に到着。13時半からの施設案内ツアーに空席があったので、H-IIA F10前日というタイミングではロクに見せてもらえるわけないと知りつつ参加。案の定、大型ロケット発射場も総合指令棟もオミットされ、ロケットの丘展望台とH-II 7号機のみ。まぁ7号機は見られるうちに見ておくのが吉なので、せいぜいじっくり眺めて記録しておこう。

宇宙科学技術館に行くだけならお咎めなしですが、大崎射場の方へ進もうとすると、総合指令棟直下で検問に引っかかる。通行証が無い場合、免許証の掲示を求められしっかり記録されます。「ロケット打ち上げを見に来られたのですか? 毎回来られてます?」と苦笑交じりに訊かれる程度で、見た目ほど「厳戒態勢」というわけでもないような何と言うか、まぁ独特な雰囲気。もちろん、通常時のTNSCと比べれば大違いですが。

その他、竹崎展望台でのマスコミ各社の場所取りの様子など、打ち上げ前日の風景を目とデジカメに焼き付けておきます。9号機のときは打ち上げ当日に現地入りだったので、前日の雰囲気を味わうのは今回が初。なんつーか、着々とロケット経験値を積んでいってますな俺。

で、そろそろY-0カウントダウン始まってるんだっけ?

見学場所探し

宇宙ヶ丘にて TNSCの後は、打ち上げ見学場所の下見。前回行った、通称「秘密の見学場所」は、6号機の時には封鎖されたとか「宇宙へのパスポート3」に書いてありましたが、本日16時頃に訪れた時点では封鎖のフの字も無く、今回も最有力ポイント。

あと、上里地区に射点を真正面から見据えるポイントがあると聞いたので探してみる。「パスポート3」でも写真入りで少しだけ触れられていた場所で、さほど苦も無く見つけられました。なるほど障害物も無く真正面からロケット全体像を捕らえられそうですが、思い切り道路脇なのでクルマの置き場所に困る。先程のポイントとどちらがいいか、悩ましいぜ。

その後、宇宙ヶ丘に行ってみれば、JAXAサイトには一切載っていない打ち上げ予定時刻が掲載されています。13:35〜13:49の間ですと。こりゃ大収穫。自分の足を使った情報収集活動も大事です。

打ち上げ前夜

夜の宇宙ヶ丘追跡所 一応観光らしく門倉崎に行ってみたりするうちに、夕暮れ。Aコープで食料調達を済ませ、河内温泉で汗を流し、明日に備えるとしよう。と言っても、車中泊だけどな。