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なりたま通信所業務日誌


2006-12-23 [Sat]

鉄分が以下略

この週末は、年内に片付けておきたい案件を消化すべく関西方面へ。で、西へ行くならついでに再訪しときたいところもあるので、昨晩の「ムーンライトながら91号」で鉄分補充ツアー開始。

91号は1ヶ月前であればたいてい指定席を確保できますが、俺の場合かなりの確率で最後尾10号車となる。なもんで、穂積を出ると、乗り換え準備のために前方車両へ移動する、いつもの光景が繰り広げられます。

今日の餘部鉄橋

キハ47×2 大垣→米原→京都→福知山→城崎温泉と順調に乗り継ぐ。乗客の入れ替わりはあるものの、京都以遠で徐々に編成が短くなることもあり、結構な乗車率をキープ。もちろん、各列車とも一定量の「鉄」を含有しております。こいつら全員餘部を目指すんだろうな……と行動が読めてしまうのは、自分の目的が皆様と同じだから。

東京から18きっぷで乗り継いで「はまかぜ1号」通過前に餘部に到着するためには「ムーンライトながら91号」に乗るほか無いので、91号の運転期間に合わせて撮り鉄しにやって来たのですが、お立ち台から俯瞰で「はまかぜ」を狙うときに限って鉄橋が見切れてしまうのはどーいうこと? そういや山口宇部空港R/W07エンドでA321を狙ったときも進入灯の列が見切れてしまってたし、いつの間にかフレーミング能力が低下しちゃってますか俺? 横着こいて「新兵器」の三脚を持って来なかった罰が当ったのかも。3月に来たときと比べて天候もパッとしなかったこともあり、消化不良は否めません。改めて撮り直しに来るしかねーかなぁ。

17時まで何とかネバったものの、あっという間に光量不足となりゲームセット。182Dで餘部を後にし、本日は大阪市内まで移動して投宿となります。道中、時刻表を繰って早速撮り直しツアーのプランニング開始。

仰天列車 鉄道珍車・奇車列伝

仰天列車―鉄道珍車・奇車列伝(藤崎 一輝) 今回の旅行の出発前に書店で偶然見つけ、勢いで買ってそのまま持ってきてしまった。荷物が増えて仕方ないけど、暇つぶしにはなる。さすがに読書の遅い俺でも1日で読み切ってしまいました。

ぶっちゃけて言えば「世界の駄っ作機」の鉄道版(←ぶっちゃけ過ぎ)。のっけからジェット除雪車でカッ飛ばしてくれます。ちなみに、除雪車といえば「吹雪が線路を走る」ウニモグ形DD14(←雪煙が凄過ぎて前方視界ゼロでボツ)とか、放物線形ラッセルヘッドで雪壁にスイスイ突入する「パラボララッセル車」(←抵抗が小さいのが仇となって掻き分け力に乏しくボツ)なんてのが控えておりますので、次作が出るならばぜひとも採り上げていただきたいところ。

内容自体は、「鉄」な御仁ならどっかで聞いたことのあるようなネタが多いかと思いますが、切り口を面白おかしく見せるのは意外と難しいもの。その意味でも「世界の駄っ作機」に通じるものがあります。マニ30を「略称のNSAを「No Such Agency (そんな役所はない)」だとするジョークがあった、アメリカの国家安全保障局みたいな荷物車」と呼ぶセンスが素敵。もしかして著者の藤崎一輝さん井上孝司さんのファンですか?

あと、挿絵が妙に見覚えのある画風だと思ったら、奥付を見て納得。P.55のなんてモロに「電車でD」だもんねぇ。