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なりたま通信所業務日誌


2007-08-25 [Sat]

野辺山詣で

俺としてもいつの間にか夏の恒例行事と化した「野辺山詣で」のため、早起き。今回は天文台の他にも道中の見どころがあるので、楽しみ。

なお、後になって「横須賀に行くのもアリだったか」などと思ったのは内緒です。

キハE200試乗(1)

野辺山駅にて この夏、小海線に乗るからには、営業運転に供された世界初のハイブリッド気動車「キハE200」に乗らないわけにはいくまい。というわけで、小淵沢からの乗車は8251Dにセッティング。好天もあって小海線ホームは列車到着前から大混雑。座ることは最初から諦め、速攻で最前部にカブリツキ。

噂には聞いていたけど、発車時はバッテリー供給のためにエンジンが唸ることなくスーッと動き出す、電車のような走行感覚。もちろん、野辺山までは上り勾配が続くため駅間ではエンジンが連続運転、これでは普通の電気式気動車と大差なし。エンジンは発電用のため基本的に定速運転なので、勾配がきつかろうとエンジン音は常に一定、この辺も普通の気動車とは異なるところ。

道中、下り勾配はJR最高地点から野辺山駅までの僅かな区間しかないので、回生運転の状態はよく分からず終い。この辺は、帰りに思う存分堪能するとしませう。

国立天文台野辺山 特別公開

干渉計アンテナ移動中 野辺山宇宙電波観測所自体は過去に何度も見ているだけに、特別公開ならではのものを見る方向で。今回は、干渉計アンテナの移動実演くらいかなぁ。移動自体は以前にも見たことがあるけど、今回は「東西線」側での実演のため、台車反対側からの姿を見ることができます。実演後は、移動台車を車庫に戻すため、見学通路上の踏切を横断するは、ターンテーブルで向きを変えるは、「南北線」上を単機回送するはと、昨年の「台車でGo!」とは違う意味で「鉄」好みの光景に感動。

いつもなら、これでもかと言わんばかりに駆動を見せまくる45m電波望遠鏡は、今年はメンテナンス中とかで動くことはなし。それでも天頂格納ではなくディッシュを傾けたフォトジェニックな状態で公開するとは、さすが中の人も分かっていらっしゃる。

この他、8月8日以降一般公開に供されている、国立天文台最古の太陽電波望遠鏡の復元モデルを写真に収め、3時間余りで撤収。今年も好天に恵まれ良かった良かった。

キハE200試乗(2)

回生運転中 野辺山からの帰路は8256D。もちろんキハE200の下り勾配での運転状態を確認するためですが、このために天文台の見学時間を端折ったのはちと心苦し。

今回も最前部にカブリツキ、運転台のモニタを凝視。最高地点を過ぎればひたすら下り勾配、こりゃエンジン動かす事もほとんど無いんでないかい? 実際には、回生電力によるバッテリーへの充電のほか、エンジンブレーキを併用することもあるようで、ブレーキのためにエンジンを動かすというちと本末転倒な動作も見受けられました。おそらくは、バッテリーへの充電電流を抑制するための挙動なのでしょうが。やはりこの辺は、実車に乗ってみないと分からんものですなぁ。

天文台もさる事ながら、往き返りの道中も面白い一日でした。でもさすがに早起きがたたって疲れも十分。とっとと帰ってとっとと寝れ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]
ただただし (2007-08-26 [Sun] 21:23)

ぎえぇぇ。行けばよかった〜

世話人 (2007-08-29 [Wed] 10:51)

来ていただき感謝感激です。密かに「野辺山高原鉄道硬券入場券」を企画していたのですが、ボツになりました。台車の企画は今年が最後(干渉計クローズのため)だったのですよ、たださん。

ただただし (2007-08-29 [Wed] 23:04)

干渉計クローズということすら知りませんでした。パラボラマニアの肩書きを返上しなくては……。