2007-09-16 [Sun]
■ 昨日まで種子島にいたとはとても思えない
H-IIA F12第1回突撃の帰りにも福岡で鉄行動やらかしたりしましたが、今回も「昨日まで種子島にいたとはとても思えない」行動を。ただし今回は福岡ではなく山陰方面へ。ついでに言えば、移動に鉄道を利用はしますが、目的は鉄行動ではありません。
「のぞみ8号」で新山口、「スーパーおき2号」に乗り換え。キハ187系に乗るのもお初。指定席は満席だそうだが、3連休とはいえこの時期にこちら方面が大人気と化す理由は何? もしかして石見銀山?
山口線内は振り子が作動せずチンタラ走るのみだが、益田を過ぎると快調にトバし始める。振り子に揺られ、ついつい惰眠。疲れてるな俺も。
西浜田を過ぎると、本日のターゲットが見えてくる……つーか、明らかに西浜田の方が近いやんけ! 浜田到着後、大きい荷物をコインロッカーに放り込み、西浜田へ引き返し。
■ 砕氷艦「しらせ」一般公開
ここで「南極観測船」と書かないのはある種の意地です。
本年出発の第49次南極観測支援活動を最後に引退する砕氷艦「しらせ」(AGB5002)。現役のうちに一度は見ておきたいと思ってたので、横須賀地方総監部の一般公開に行き損なった俺としては今回の総合訓練が最後のチャンス。ちょうど14〜17日にかけて浜田港に入港、15・16日には一般公開が行われるので、せっかく西日本に来ていることでもありこの機に足を延ばすことに。我ながらスゲェ寄り道。
西浜田駅から30分近く歩いて浜田商港着。やはり自衛艦の公開だけあって、簡単ながら手荷物検査あり。全幅の大きいグラマラスな船体、砕氷艦特有の船首形状、マスト上の上部操舵所、ログペリはじめ屹立する各種アンテナ、ヘリ発着艦管制室上の気象観測レドーム……いかん、萌え死ぬw
1時間半ほど巨大砕氷艦の姿を堪能し、お名残惜しく思いつつ、次なるターゲット目指し移動開始。
■ KDD浜田国際中継所跡
別に「しらせ」のためだけに浜田へ来たわけではなく、以前から気になっっていたもう一つのネタを合わせて攻略することに。西浜田駅付近の車窓からも見えていた、山腹のパラボラアンテナ目指して山登り開始。浜田港から1時間強で到着。
かつてKDDが韓国との間の国際回線を中継する目的で設けた施設。水平線の向こうへ電波を飛ばす必要があるため、対流圏散乱波通信を採用。ディッシュも完全に真横向きです。もちろん、国際通信は光ファイバー海底線が主役の時代、2基の19mも既に使用されておりません。
山の中、しかも稼動していないとあっては、接近してもかえって見え辛い罠。2基がそこそこよく見えるアングルを探すだけで一苦労。なにはともあれ、久々のパラボラ新ネタです。
また1時間歩いて浜田駅に戻り、高速バスで広島へ出て、広島駅近くに投宿。
浜田市出身です。KDD浜田中継所はかつて韓国経由で中国とも継がる唯一の拠点でありました。この中継所のためにわざわざ5〜6キロ道までつくりました。(浜田駅の方へ伸びています)<br> 田舎町にとってそれはそれは大工事だったわけで、今こうして無用の長物と化しているのを見るにつけ「諸行無常」感じずにはいられません。