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なりたま通信所業務日誌


2008-01-26 [Sat]

高萩

名所案内 茨城衛星通信所 南西3km バス10分 何やら週末毎にお出掛けやってる気がしますが、本日は茨城県北部方面へ。もう18きっぷシーズンでもありませんが、帰りに特急を使わないと帰れないもので、往きはチンタラ普通列車で。つまらんE531系(何が「つまらん」のかは以下略)と都落ちのE501系を乗り継ぎ、415系鋼製車の大量留置されている高萩で下車。しかし名所案内にゃ未だに「茨城衛星通信所」の文字が残ってるのな。俺としては永久に残して欲しいくらいですが。

パラボラのまちの星まつり

旧KDDI茨城 32m というわけで、本日の目的は旧KDDI茨城の跡地活用を考えるフォーラムへの参加です。ご案内を頂いたりウチのレポートを紹介頂いたりと、当方も全くの無関係ではありませんので。事前エントリを思いっきり本名で申し込んだもので、なりたまさひろとしては完全にお忍びですが。

俺としてのお目当ては、JAXA平林久先生の講演。電波天文衛星「はるか」のプロマネを務められた、ISASにおける電波天文学の第一人者で、俺の中では的川先生の次に有名な方。何でも、博士論文のための実験で高萩のパラボラを使わせてもらった縁があり、高萩には足を向けて寝られないらしい。スライド中、どっかで見たような文言が散見されたのはこの際気にしないことにしよう。時間の関係かプレゼン進行の不手際か、ASTRO-G計画の話が端折られてしまいましたが、VSOP-2には高萩も当然参加することになるのだろうな。その時には、ディッシュ上にNAOJとJAXAのロゴをゼヒ。

メイン会場でのイベント終了後は、バスで旧衛星通信センターへ。おぉ、昼間見たときは2基とも天頂格納だったのが、1基だけながら仰角をつけておるぞ。分かってるなぁ。既に夕刻、陽の落ちないうちに写真を撮っておく。そして遂に未踏のエリアへ……つっても、かつての中央棟舎までだけどな。

こちらでは夜の天体観察会がメインながら、あまりに寒いもので、屋内でのNAOJによる4次元デジタル宇宙シアターの出張上映へ。移動上映だけにスクリーンが小さめですが、すばる望遠鏡と野辺山のパラボラのこれでもかと言わんばかりの立体映像に悶える。

久々に32mディッシュの傾いた姿を間近に見られただけでも十分満足。お後は最終の「スーパーひたち66号」で帰途に。