2008-02-13 [Wed]
■ H-IIA F14延期
- H-IIAロケット14号機による超高速インターネット衛星「きずな」(WINDS)の打上げ延期について(JAXAプレスリリース)
ぐっはぁ、なんと嫌な知らせ。機体に関するトラブルとなると、打上げ予定は極めて不透明に。果たして俺は予定通り行くべきか。
■ 種子島行、延期
脳内会議の結果、当方の種子島行も延期することといたしました。なお、新たな種子島行の予定については決定次第お知らせいたします(ぉ
MHIも不具合個所の特定はできているようですが、ガスジェットスラスタの交換となると、第2段機体の再整備(当然、フェアリングも一旦取り外すだろう)だから1〜2日で済むはずもなかろう。おまけに、部品交換と最終確認が完了してGO判断が下っても、打上げは最短でその2日後。当方の予定していた19日までに打上げが実施される可能性は極めて低いと判断しました。いやはや、飛行機のキャンセル料が痛いぜ。
さて、改めて種子島に行く気だけは満々ですが、ホントに行けるかどうかはこれまた不透明。特に24日は所用でどうしても一日東京に居ないといけないもので、この前後だとキツイぞ。
それにしても今回のって、従来のように極低温試験をやっていたら事前に発見できていたよねぇ……って今更言ってもしょうがないですが。
国際競争力をつけるための対策が熱真空試験など製造プロセスの手抜きに繋がったんですかね?漁業交渉の関係上最初から打上げウインドゥに自由度の無い射場なのですから品質コントロールを疎かにしては国際市場に受け入れられないんじゃないかと思ってしまいます。。。
翌日の地元紙の報道を見ると、極低温試験でもヒドラジン充填は行わないようにも読めますな。「打ち上げ数日前に初めて充てんする」というのが極低温試験省略前からなのかどうかは読み取れませんが。<br>http://www.373news.com/modules/pickup/topic.php?topicid=120<br>「信頼性の高い装置だった」というところにあぐらをかいていたわけではないと思いたいですが、「民間移転による国際競争力の確保(=コストダウン)」というお題目ばかりが先行しているように思えるのが、最近のH-IIAに対する一抹の不安。