2008-04-05 [Sat]
■ 小ネタ拾い
今春の18きっぷシーズンラストの週末、小ネタを拾いに新潟・山形方面へ。昨日が久々の深夜勤務明けだったもので、往きの「ムーンライトえちご」では完全に爆睡状態。それにしても今回のサーバメンテナンスは久々に何事も無くて本当に良かった。またもサーバクラッシャーが発動したりしては、今日出掛けるどころじゃなかったかも。
■ 村上のデッドセクション
最近ちょくちょく見かける、鉄道関連の雑学本。このテの本で必ず採り上げられるネタのひとつが「デッドセクション」なんですが、コイツの説明が正しいかどうかで、その本を買う価値があるかどうかが分かります。残念ながら、「電気が流れていないので車内灯が消える」と間違った説明をする本は未だ後を絶ちません。それじゃ交流電化の異相区分セクションで車内灯が消えないことを説明できないでしょーが。交直デッドセクションで車内灯が消えるのは、回路切替操作の際に遮断器を作動させるためだと何度言ったら(ry
村上〜間島間の交直デッドセクション、設置場所が村上寄りであることは予備知識として知っているので、列車本数の多い村上からアプローチできるのがありがたい。駅から徒歩20分程で到達可能ですが、下り線側は線路間際まで民家が建て込んでいて接近もままならず。上下線でセクション設置位置がオフセットされ、上下の架線死区間標識がほぼ同じ位置にあること、セクション通過後の力行票が電気機関車用と電車用で異なる位置にあるのが面白いと言えば面白いか。
■ 小岩川〜あつみ温泉間の未成トンネル
羽越本線には、複線化に伴い線路を付け替えられた旧線跡が随所に見られますが、小岩川〜あつみ温泉間では逆に、複線化のためのトンネルが2本完成したものの供用予定が全く未定という体たらく。小岩川・あつみ温泉とも、駅から至近の場所にトンネル坑口が見えるので、お気付きの方も多いでしょう。
小岩川寄りのトンネルは坑口への接近はできなかったものの、あつみ温泉寄りの方は容易に接近可能。両トンネルの間についてもJR東日本は用地取得済みですが、トンネル以外の箇所はほとんど手付かず。なぜここまで完成しておきながら供用の目途がたたないのか、謎は深まるばかり。
■ 新五十川トンネル
本日は鶴岡にて投宿予定ですが、ここまで来たからには新五十川トンネルを無視するわけにはいくまい。過去に何度か見てはいますが、移動途中の立ち寄り等で光線状態の良くないときばかりだったし。それにしてもこのささやかな「鉄道・道路併用トンネル」、他所様では意外なほどネタにされていません。何でだ?
55mのトンネルを列車が貫く様を収めようとすると、たかだか6両編成の「いなほ」よりも貨物列車の方が都合が良い。幸い、1時間後に上り貨物列車が通過してくれたので目的達成、少々早いものの鶴岡へ移動し早目に宿へチェックイン。