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なりたま通信所業務日誌


2009-09-10 [Thu]

Y-0

とりたてて新たな情報が無いということは、既に Y-0 に入っているということですな。

それでは、南種子へ向けて出発。機体移動から打上げまで、エクストリームな 1 日となります。

今日の TNSC

やって来ました TNSC。良い天気です。雲多いけど。

今回は趣向を変えて、竹崎の固体ロケット試験場傍の海岸から機体移動を見ることにします。射点を真横に近いアングルから見るので、VAB2 から LP2 まで向きを変えつつ移動する様がよく見られるだろうと踏んで。大崎射点の PST に遮られることも無いしな。距離はあるけど、600mm 相当の画角が得られる我が "Tanegashima" レンズなら無問題。

しかし竹崎の方は人気無いのぉ。三脚に場所取りさせてロケットの丘展望所を見に行くと、9 時過ぎの時点で既に数名集まっていたというのに。

機体移動

H-IIB 初号機 機体移動は、当初予定より少し遅れて 11:15 から開始。姿を現した機体は、「デカッ」の一言に尽きます。5S-H フェアリングを搭載すると、VAB の扉ギリギリにまで達しています。あと、移動発射台 (確か ML3 のはず) のアンビリカルタワーに ''H-IIB TF-1" の号数表記が。PST の無い LP2 で号数表記をどうするのかと気になっていましたが、そうきたか。

移動発射台は 11:40 に LP2 到着。センター内を第 4 光学追跡所付近、ロケットの丘展望所、大崎射点傍と移動して各アングルからの機体を撮影。LP2 上の機体を撮るならば、アングル的には第 4 光学付近が良さげな感じ。ロケットの丘からだと機体下部が避雷鉄塔と少し被るし、大崎射点傍からだと近過ぎて中型ロケット PST と干渉しやすくアングルが限定されてしまいます。

この後、上里へ移動し正面からの遠望画像を狙う。行ってみると既に先客が……って、どう見ても宇宙作家クラブです。本当にあ (ry

今日の南種子

いろいろ面倒くさくなってきたので (ぉぃ)、今回の打上げ観戦場所は上里に決定。と言っても X-0 までは長く陽もまだ高いので、三脚で場所取りしておき長谷とかえびの湯とかを見て回る。えびの湯は既に人もクルマも一杯、なんつーか、初心者に気楽にお勧めできる雰囲気で無くなりつつあるのが以下略。あと、えびの湯近くの台地上のポイント、今回は封鎖されてしまっています。

TNSC の立入規制は 16:30 から。明るいうちに機体を間近に見られるとあって、見学者も多め。

ひと通り射点周辺を見て回り、上里へ戻ってみると……誰も居ねェw でも16:30 頃から下見にやって来る人が続々と。

今宵の上里

打上げ予定 6 時間前の LP2 外灯の全く無いなかでクルマの移動とかするのも危険なので、日没後は大人しく上里で打上げの瞬間を待つことに。

打上げ予定まで 6 時間を切った時点で、上里からの観戦者は 10 名弱。ま、ホントに只の道端ですから、あまり大勢が押しかけても困るし、こんなものか。

現在、打上げ準備状況は、第 1 段・第 2 段とも液酸・液水の充填が完了。トラブルらしいトラブルも無く進行しているのが却って不安になるくらい。延期になったら文句を言い、順調なら順調で不平を言うとは何て奴だ>ヲレ