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なりたま通信所業務日誌


2010-07-18 [Sun]

今日の TKSC

TKSC新展示館内 JAXA 筑波宇宙センターの新展示場が 17 日にオープンしたので、ちょいと偵察に。特別公開以外で TKSC を訪れるのは初訪問時以来じゃないか。

三連休中だし、混雑しそうだったので朝一で行ってみると、オープン直後から一般客やらツアー客やらで結構な人気。センター内施設見学ツアーも終日満員ということなので、おとなしく展示館のみの見学で。

以前の展示室があまりに「所狭し」状態だっただけに、大型衛星を広いところで見られるようになっただけでも十分なメリット。「きぼう」実物大模型は船内保管庫が結合された完成形態での展示となり、保管庫内を内側から覗くこともできます。ちなみに、明るいところで展示されるようになって初めて気付いたけど、この実物大模型は「与圧部艤装整備計画モデル」であると判明。

その隣では、与圧部込みのフルサイズでの公開が実現した HTV エンジニアリングモデルが。これがまたホントにデカい。これだけのものを搭載し打ち上げることのできる H-IIB の威力にも改めて驚かされる。

探査機に関しては、TKSC ではやはり「かぐや」が主役。今の JAXA 人気の大部分を担っているであろう「はやぶさ」は 1/2 スケールモデルのみ。まぁこちらは相模原へ実物大熱構造試験モデルを見に行くのが筋ではありますが。旧 NASDA の施設だし、JAXA 内部の事情もあるんだろうけど、新装成っても旧 ISAS 系の展示が極めて薄いのはやはり残念ではあります。

今日の藤代

取手〜藤代間にて TKSC からバスで荒川沖へ出て、午後はこれまた久々に藤代の交直デッドセクションを見物してみようと思い立つ。前回訪問したのは、地磁気観測所の一般公開の帰りだったんだよなぁ。何というネタ行動。

鉄方面の雑学ネタには必ずと言っていいほど頻出する「デッドセクション」ですが、いい加減な言説が後を絶たないネタでもあります。車上切替のメカニズムを理解していないのはもはや当たり前、「長いものでは数百 m 〜数 km にも及ぶ」などというトンデモまでも飛び出す始末。ちなみに藤代の場合、セクションの長さは直流→交流側で約 60m、交流→直流側で約 20m です。皆さん、いかに現場を見ないままネタ本頼りの知識だけで語っているかが判りますな。やはり、正しい知識を持ったうえで現場に足を運ぶことが正しい理解に繋がるというものです。

デッドセクション箇所へは容易に接近できるものの、夏場だけに雑草の勢いも強く、あまり写真向きでは無し。クソ暑いこともあり、1 時間程度で撤収。