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なりたま通信所業務日誌


2005-04-24 [Sun]

種子島へ

本日は、種子島宇宙センターと増田宇宙通信所の一般公開へ。なにやら2ヶ月前に訪問したばかりのような気もしますが、平日以外でMTCSに入れる滅多に無いチャンスなので。溜まってたマイレージのおかげで鹿児島までロハで往復できるからこそ、思い切ってやって来ることが可能だったというのもありますが。

種子島宇宙センター

JAXA種子島宇宙センター MTCSがお目当てと言いつつ、先に行ったのはTNSCのほう。なにせ前回はH-IIA F7直前とあって射点の見学ができなかったので、今度こそ吉信射点を見ておかねば。

さすがに射点直下までは近寄らせてもらえませんでしたが、ロケットの丘展望台からは決して拝めないアングルで見る第一射点・第二射点、VAB内では移動発射台にドーリー、RCCでは飛行管制のシミュレーションと、なかなかに「見せて」くれます。天候にも恵まれたことだし、帰ったらまた写真を差し替えねば。

増田宇宙通信所

JAXA増田宇宙通信所 何だかんだでTNSCで時間を取られ、本来のお目当てのはずのMTCS着は14時半。まぁパラボラが見られれば最低限の目的は達成なので、1時間半もあれば慌てる必要は無いですが。

ここには18mの広報用パラボラがあり、見学者が操作することができます。もちろん、こいつを試さないわけにはまいりません。勝浦の広報用アンテナ操作卓はプッシュボタンですが、こちらはツマミを捻るタイプ。なにやらアナログ感覚溢れる操作卓ですが、捻る角度によって移動速度を変えることができるので、微調整はやり易そう。

展示室はあまり大きくなく、やはり俺的には18mを筆頭に計5基のパラボラが最大の「展示物」。他にも、DRTS測距用の小型アンテナに、ロケット飛行追跡用のレーダーアンテナ(野木から移設したのか?)と、トータルすれば大小10基近いパラボラが見られます。機会があればぜひに……と言っても、休日に訪問しようと思うと一般公開イベント時しかないので、難易度は高いですが。

種子島空港にて

海上保安庁ベル412EP(JA907A) 空港に戻ってみると、海上保安庁のヘリがエプロンに止まっていて、ちょうど離陸するところでした。見ると、わざわざ滑走路上までホバリングしてから離陸していました。やはりエプロンは「離着陸場」でないからでしょうか。

JAC3774便、R/W13から離陸直後、右手遠方にTNSCが、左旋回する右下を見下ろすと、先程見てきたMTCSが見える。今回も鹿児島から日帰りの慌しい種子島行となりました。たまにはもっとゆっくりと、そしてやはり打ち上げを見に来たいものです。