2006-07-22 [Sat]
■ 18きっぷシーズン到来
と言うわけで、今週末は鉄分補給ツアーです。GW以来、早く乗りに行かなくちゃと気が気でなかった富山ライトレールの攻略が主目的ですが、往きの道中にも途中下車したいスポットは少なくない。
上野06:25発の臨時快速9729M「一村一山」にて出発。183系0番台・1000番台混結の6連です。それにしても、どうにかならんかこのネーミング。
■ 土合駅
09:16、土合に到着。斯様な山中が終点なのは、JR東の「駅からハイキング」企画に連動しているため。そうでなきゃ、4両もある指定席が満席になんてなるわけないわな。もちろん、ハイカー以外の乗客はことごとく「鉄」に決まってます(含む俺)。
新清水トンネル内にある土合駅下りホームは、地上との高低差約70m、斜坑を利用した462段の階段を上らないと改札を出られない「日本一のモグラ駅」として超有名。エスカレータを設置するスペースはあるものの、乗降客の絶対数が多くない以上、設置されることはおそらくこれからも絶無でしょう。バリアフリー? それってどんな食い物ですか?
この階段、途中ペースを変えずノンストップで上っても俺の脚で6分掛かりました。下りの場合も、湧水で滑りやすいため急ぐのは大変危険(階段下まで転落したら、多分死にます、いやマジで)。上りきった後も、斜坑出口から駅舎までは若干距離があり、プラス24段の階段を上る必要があり。そういえばかつては全国版時刻表にも「土合駅の下り方面の改札は発車10分前に打ち切ります」とかなんとか注釈が載っておりましたが、身をもって実感。明日明後日あたり筋肉痛が怖いぜ。
■ 湯檜曽駅
土合駅地上の上りホームから、8728Mで湯檜曽まで一駅逆戻り。シーズン中は上越国境を越える普通列車も若干増えるので、上下列車を組み合わせての駅訪問も少しは楽になります。もっとも、「トンネル駅巡り」くらい「鉄」なら誰でも思い付きそうな割に、湯檜曽で降りたのは俺一人。やっぱり企画がベタ過ぎ?
湯檜曽駅下りホームは、新清水トンネル入口すぐのところ。上り線との高低差はほとんど無いので、トンネル駅といえど長い階段は無く、駅舎との通路はスロープのみ。土合と違い通過線が分離されていないので、通過列車には要注意。トンネルに入ってすぐのところなので風圧は大したこと無いのかも知れませんが、ホーム全長にわたりカーブしていて見通しが悪いこともあり、運転士も気が気じゃないことでしょう。
土合と違い人っ子一人いない地下駅と、上りホームから見上げるループ線などを小一時間ほど堪能した後、地下ホームから8735Mに乗り込む。再びの土合では、「鉄」な集団が列車に乗るでもなく(もしかして、9729Mに乗って来てからずっと?)居座っていましたが、お前らどこの地底人ですか?
■ 美佐島駅
六日町で北越急行ほくほく線に乗り換え。特急列車が在来線最速の160km/h運転を行う路線だけに、125km/h制限などという素敵な速度制限標識も。もちろんこちらは普通列車なので、斯様な速度制限や「高速進行」の信号現示とは無縁ですが。
六日町から2駅目、赤倉トンネル内にある美佐島が本日第3のターゲット。一応過去に訪問歴のある土合・湯檜曽と違い、こちらは完全に初訪問。高速で通過する列車の風圧で危険なためにホームに留まることができないことを事前調査により確認済みなので、ホーム上の写真は下車時に慌しく収めたこの1枚のみ。
自動扉で仕切られたホームを出ると、地上への階段の上り口にも自動扉があり、2枚のドアに囲まれたエアロック状の空間に狭い待合室が。この2枚のドアは両方同時に開かないようになっており、ホーム側のドアは列車到着時にしか開きません(万が一ホーム上に閉じ込められた場合のために、ホーム側からドアを開けるボタンはある)。発車時刻ギリギリに駅に駆け込んだ場合など、乗降客がドアを通過するタイミングによっては列車に乗り損なう恐れもあるわけで、早めに件の待合室に入った方が良さそう。
地上へ通じる階段は63段と、意外と土被りは浅い。駅舎内には立派な待合室があるようですが、どっかの阿呆がボヤを起こしたとかで閉鎖中。駅舎裏手には北陸急行の津地津池変電所。もしかして、き電変電所を置いたついでに駅を設けたのか?
駅周辺には他に何も無いので、先のエアロックに戻り大人しく次の列車を待ちます。「はくたか」通過時には「列車が高速で通過します。大変危険です。ホームには絶対に出ないで下さい」との自動放送がしつこいほど繰り返されますが、前述の通り、ホームに出るなぞもとから物理的に不可能ですって。
■ 筒石駅
直江津に15:03着。ここまで来れば、本日の最終目的地・富山まであとひと息ですが、最後にもうひと駅、筒石で途中下車。昨年12月にも降りたところですが、折角のトンネル駅づくしの旅、やはり表敬訪問?しとくべきでしょう。
頸城トンネルは複線断面であるうえに、断面積の拡大を抑えるために上下ホームが互い違いに設置されているので、停車中の列車全体を反対側ホームから撮るというトンネル内とは思えないアングルでの撮影も可能。ただし、ここも電車特急が130km/h(だっけ?)で疾走する特急街道ゆえ、通過列車には要注意。ちなみに地上とホームとの間の階段は、斜坑部のみで224段、上りホームへはプラス56段。
「食パン」419系トップナンバー編成に乗り込んで筒石を後にし、富山到着は19:19。さすがに時間が遅くなりました。ライトレール攻略は明日へ持ち越し。
湯檜曽駅、土合駅は、<br><br>ムーンライト えちごで、<br><br>往復通りましたし、<br><br>今年の夏の青春 18で、<br><br>筒石駅に行きます。
日本語でおK。
津地->津池(ついけ)でおねがいします
誤字のご指摘ありがとうございます。訂正しました。