トップ «前の日記(2007-11-09 [Fri]) 最新 次の日記(2007-11-30 [Fri])» 編集

なりたま通信所業務日誌


2007-11-23 [Fri]

茨城調査行

3連休、しかもこの日付とくれば、茨城に行かにゃなるまいて。というわけで、4月以来の再調査を決行です。

以前は常磐線方面へ出掛けるときは大抵普通列車で済ませていましたが、最近は「スーパーひたち」の指定席を奢ることが多い。決して「フレッシュひたち」でないところがミソ。だって651系でないとデッドセクション通過がつまらんからのぉ。

KDDI茨城衛星通信センター

KDDI茨城 32m×2 「スーパーひたち3号」で勝田下車、レンタカーでいつものように高萩を目指します。2基の32mは、春と変わらず天頂格納状態。NAOJへの譲渡は正式決定したようですが、電波望遠鏡への改修は進んでいるのでしょうか。

NTT十王衛星通信地球局

NTT十王 消えたパラボラ 高萩まで来ればNTT十王も当然見ておくのですが、近付くにつれ何やら嫌な雰囲気。何てこったい、パラボラ3基とも影も形も無く消えてやがりますよ! N-STAR a、b退役と共に御役御免となっちまいやがったんでしょうか。やはり継続的な調査は必要ですな、あまり嬉しくない調査結果ですが。

花貫ダム

花貫ダム 高萩の次は北茨城がお約束ですが、今回は山側にクルマを進め、3箇所ほどダム巡りを敢行する計画。先ずは花貫ダム。いやはや高萩にはパラボラ以外にもこんなナイスなネタがあったんですねぇ。

あまり広くない駐車場はほぼ満車、人気あるなぁ。天端から下流を見ると太平洋が望めます。道路脇にも「海の見えるダム」と案内板が出ているくらい。堤体下流側へも結構間近まで寄ることができ、ゴツい導流工を有する、堤高の割に迫力ある姿を堪能。常用洪水吐、非常用洪水吐共にラジアルゲートなのもいいねぇ(それかよ)。

小山ダム

小山ダム 花貫ダムからの移動時間は15分程、2005年完成のまだ真新しいダムへ到着。堤高65mに対し堤頂長462mと、かなり横長。自然越流式の非常用洪水吐がズラリと並ぶ姿はなかなか壮観で、ここから越流するシーンを見てみたい気がしますが、常時満水位がかなり低いので、試験湛水時以外ではまず見られそうに無し。

水沼ダム

水沼ダム 小山ダムからこれまた15分程度の移動で、本日3基目、水沼ダム到着。いやはや北茨城には(以下略)

1門のローラーゲートは塗装工事中で開放状態、おかげで水位もかなり低くなっています。ダム湖面だけ見て「すわ渇水か!?」てな早とちり君が続出しませんよぉに。

NTTドコモ揚枝方衛星通信所

ドコモ揚枝方 11m×2 ダムへ道草しつつも揚枝方到着。小夜戸同様、旧b号機用11mが撤去され2基構成に。狭い敷地内で増設と撤去を繰り返してきた経緯を知らないと、2基の11mが妙に離れている設置状況に疑問を抱かれかねません。帰ったら、小夜戸共々アンテナの変遷が分かるよう写真の差し替えと記事の更新をしとかなきゃ。

常陸太田航空衛星センター

常陸太田 13m×2 今回のNTT十王での件で継続調査の必要性を痛感したことと、充足しきれなかったパラボラ分の補充のために常陸太田へ。もっとも、意気込んで赴いたときに限って「変化無し」というオチとなるのがお約束で、常陸太田もその例に漏れず。今回は林道ルートに再挑戦しましたが、この季節でも雑草の勢いは衰えず、障害物に邪魔されず俯瞰するには「相当なスキル」の発動が不可欠と、難易度の高さも変化無し。

平磯太陽観測センター

NICT平磯 10m+6m 常陸太田を発った時点で15時半を過ぎていましたが、懲りもせず次なるパラボラ目指して平磯へ。でもさすがに秋の日はつるべ落とし、到着直前に日が没してしまい、太陽電波望遠鏡はちょうど観測を終え天頂格納されるところでしたとさ。あわよくば茨交湊線の気動車と絡めて「鉄とパラボラ」な写真でも……と思っていましたが、またの機会に。でも下手をすると湊線が鹿島鉄道線みたく廃線になりかねないので、なるべく早いうちに来なくちゃ。

クルマ返却後、水戸にて投宿。つっても、明日は帰るだけですが。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]
ただただし (2007-11-24 [Sat] 16:48)

えぇぇぇ!? >十王

地元民 (2007-11-28 [Wed] 20:43)

11/3に常陸大宮の会社で一般人向けの見学会をやってました。来年もあるのかな?

とおりすがり (2008-10-28 [Tue] 01:48)

今年度について何か情報ありませんか>見学会